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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

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北海道旅行(2)

【2018年8月17日(金)】

 フェリーが函館港に着いたのが午後2時ごろだった。当初はすぐに北上をして夕方までにはニセコあたりにまで行きたかったが、ママが函館で昼食にしようと言い出し、さらにお店まで探してくれたのでそれじゃあ昼食くらいはと思って朝市方面へ。

 久しぶりにやって来た函館はどことなくよそよそしく、すっかり様子が変わっていた。新しくなった函館駅、見たこともない橋、そしてこんなだったっけと思う様な朝市。だいぶご無沙汰だっただけに函館がとても知らない街の様に思えて来た。

 お店は朝市のはずれにある「くいしんぼう」という店。我が家が選ぶのだから基本はわんこも入れるお店だ。時間も2時半をすぎるくらいとなると食べられるメニューも限られ、本当は食べたかったイカもホヤもすでに売り切れになってしまった。そんな中イカが中途半端に余ったのでどうぞと出していただいた。やっぱり函館に来てイカ食べなくちゃ。

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◆「くいしんぼう」の三色丼

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◆函館朝市エリアの「くいしんぼう」
(リンクをクリックすると360度画像展開)

 食事を終えたらさっさと出発するつもりが、もっと函館を見たいというママの要望でまずは朝市エリアをわんこ連れて散歩。その後ハリストス教会くらいは見ておこうと思ったらその途中で金森赤レンガ倉庫を通過したため、そこで車を止めて赤レンガ周辺を散策。

 赤レンガ倉庫エリアは観光客でごった返していた。このあたり函館も横浜も変わらない。ちょっと違うなと感じたのは横浜と違って函館は外国人、それも中国人らしき観光客が多いことだ。あまりここで文句は言いたくないがわんこの写真を撮っているとカメラを差し置いてわんこの周りに集まり勝手にスマホで写真を撮る。そして持ってるスマホもiPhoneが多いのが中国人団体ご一行様の特徴だ。

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◆金森赤レンガ倉庫街
(リンクをクリックすると360度画像展開)

 赤レンガ倉庫街を出発し、次は坂の多いハリストス教会付近の「教会群エリア」に向かう。ここも通過する程度と思っていたのだがしっかりと記念撮影をしてしまった。

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 こうして予定外の函館観光をして街を出る頃にはすでに午後4時を回っていた。この日の目的地は留寿都にあるペンション。ただ夕食はついていないのでチェックイン時間も多少は遅めに設定してあった。それでもできるだけ早めに近くにまでは行っておきたかった。

 函館からは函館新道という道路を通り、その後一般道国道5号線を大沼公園の近くまで進み、そこから道央自動車道に乗る。高速道路に入ればペースも上がるだろうと思っていたのだがそれは大間違いで、イナカでよく見られる一車線高速道路だった。この一車線高速道路をひた走り、最初にあった八雲PAに立ち寄った。

 八雲PAは高い場所にあり、とても眺めが良くて遠くに噴火湾(内浦湾)も見下ろせる。風も爽やかでここに来て本当に北海道に来たんだなと実感した。暑くてジメジメした横浜とは明らかに空気が違っていた。

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◆八雲PAにて、バックには噴火湾

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◆八雲PA
(リンクをクリックすると360度画像展開)

 八雲PAを出ても一車線高速道路は長万部あたりまで続き、全然高速道路の意味をなしてはいなかった。警察車両も所々で見かけていたのでどうしても制限速度を超えて走りづらかったということもあるが、制限速度は50キロだというのが最大の原因。黒松内から一般道に入る頃には日も暮れて、こっちの方がスピードを出せた様な気もする。

 夕食はその先の蘭越で、この蘭越という町は僕がライダーだった頃、かつての職場の同僚が北海道に渡りそこで働いていたこともあって、夏場は毎年の様に遊びに行っては居候みたいな生活をしていたこともあってとても馴染みのある場所。それと同時に近隣のニセコ、真狩、喜茂別、京極、岩内、倶知安、留寿都あたりの道はよく知っていた。

 この蘭越の駅の近くに当時も何度か行った飲み屋があり、夕食はそこで食べようと考えていた。行ってみるとお店も健在。ここでホッケ焼きやザンギなど北海道の味を思う存分楽しんで来た。このお店はかつては夏場になるとヤツメウナギも出していた。蘭越町には尻別川という大きな川が流れていてそこでヤツメウナギが採れたからだ。聞いてみるとすでに10年以上も前からヤツメウナギは出せなくなっていたらしい。

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◆蘭越町の「暮六つ」

 八雲PAにいた時はまだ風が爽やかという程度だったもだが、暮れて夜になるともう涼しいを通り越して寒いと感じるくらいにまで冷えていた。ライダー時代にはなかった国道沿いのセイコマで飲み物を調達して宿のある留寿都へ。

 留寿都の宿はペンション。ルスツリゾートのすぐ近くにあるがすぐ近くに車でどこにあるのかもわからなかった。部屋は二階の12畳の間だったが風呂はなくシャワーがシェアだったのでこの日は風呂を諦めた。さらに留寿都ともなると気温はさらに下がり寝る前に暖房をつけてようやく寝られたくらいである。

 前日は夜通し運転をしていて、フェリーの中で30分ほどしか睡眠がとれていなかったこともあり布団に入るとすぐに寝てしまった■

次回に続く


by fibich | 2018-08-26 01:42 | わんこといっしょ | Comments(0)

北海道旅行(1)

【2018年8月16日(木)】

 序章にも書いた通り、今年の夏休みの旅行は四国に行けなかったので北海道に行くことになった。北海道にはいろんな思いもあってできたら行きたくなかったが、せっかくの夏休みにどこにも行かないのもつまらないので行くこととなる。

 予定より少し早めの午後1時半に家を出発。チャイとエルマは後部座席のソフトケージに、ラーレは後ろのケージに入れるとなぜが大騒ぎをするので助手席のドライブボックスに乗せて運転をする。3頭ともまたいつものドライブだと思って大人しくしている。大人しくしてもらえるととにかく助かる。

 ルートは当初圏央道で羽生の近くまで出る予定だったが、そのルートはかなりの遠回り。平日の昼間なら首都高を通っても問題なしと判断し首都高経由で東北道を目指した。

 東北道に入るとあとはひたすら北上だ。それ以外に何もすることもない。急いでも仕方ないので車の追従式クルーズコントロールを制限速度に設定して真ん中の車線をキープ。我ながら安全運転をしている。お盆休み直後の下り高速道路は混雑もしておらず、途中のPAで何度かわんこのトイレ休憩をはさむ。日も暮れて来たのは福島県に入ってから。わんこはとにかくベストポジションで大人しく寝ている。

 日も暮れて宮城県内に入ると程なく東北道を離れて別の道に入り、待ち合わせのJR利府駅に到着したのは午後8時過ぎのことだった。

 ママは仕事が終わると職場から移動を始め、東京からは新幹線に乗って仙台に向かう。仙台駅で待ち合わせをするのは困難とみて、終着駅の利府に目星をつけておいた。これが大正解だった。利府駅は想像以上にこぢんまりとしていて、駅前には駐車場もありママがやって来るまでの間休憩することもできた。駅の改札も一ヶ所しかなくて改札の前で待っていれば絶対にわかる。

 利府の駅につくとすぐ横に「リフレ横丁」という飲屋街があり、どこからともなく良い匂いが漂って来る。適当にわんこの散歩をさせて時間を潰す。駅前での時間は1時間半ほどで休憩にもピッタリだった。

 夜9時半ごろに列車が到着しここでようやくママと合流をした。ママは仙台駅で「利休」の牛タン弁当を買って来てくれた。もう一度リフレ横丁をフラフラと歩き回る。

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◆リフレ横丁(クリックで360度画像展開)
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 利府を出発するとまずは給油をして高速に入る。燃料メーターはまだ1/4ほど残っていたがその先はいつ給油できるかわからないし、高速道路のSAで給油をするとかなり高くつくので予め給油はしておいた。

 出発してしばらくはしって最初の休憩は鶴巣PAでとる。賑やかなSAよりも人の少ないトイレと自販機程度しかおいていないPAの方が好きである。ここでママが買って来た利休の牛タン弁当を食べたが、流石に値段も値段だけあって素晴らしかったことは言うまでもない。

 ちょっと休憩をとると再び出発。一関以降は時折雨も降りペースを保つのにも一苦労だ。夜の東北道は岩手県に入ると真っ暗になり、さらに青森県に入ると闇は深くなる一方だった。

 この後岩手山SAで仮眠、八戸道へ入り最後の福地PAで朝がやって来た。フェリーの時間は11時20分までに到着なのでまあまあ間に合うだろうと高をくくっていた。大間も青森県なのだから青森に行くのと同じなんじゃないのと甘くみていたところがあるが、この先の下北半島が大きな難関だった。

 高速を下田百石で下りるとあとは一般道を北上。三沢から半島を横断して横浜町へ。この横浜にある陸奥横浜駅でちょっと休憩をしたがどんよりと曇って寒く、すでに北に移動して来たんだというリアリティを感じた。

 実は25年以上前にもこの横浜駅を訪ねたことがあるのだが、その時と今とあまり変化がない様にも感じられた。

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◆陸奥横浜駅前(クリックすると360度画像展開)
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 横浜で再び雨が降り出し、その先のむつまでは降ったり止んだりを繰り返していた。むつの市内に入ると多少は賑わっていたがここに立ち寄ることもなく先へ進む、だんだんと北に進むにつれ街中も建物がまばらになり、その先の大畑をすぎるといかにも漁師町という雰囲気も漂い、海岸線も荒々しくなってきた。

 やがて対岸に陸地が見え、あれは北海道だろうと確信できる様な場所にまでやって来ていた。並みの向こうに見える陸地の右端に山があるので、おそらくそれは恵山だったと思われる。折からの大雨が海の色を灰色と紺碧の二層にわけ、見るからに寒々しい風景が広がっていた。大畑を離れたところにある見晴らしの良い場所でまた休憩。

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◆赤川台 眺めが良い

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◆赤川台360度画像
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 後になって写真を見て知ったが、この場所の石碑の文字は当時の知事、竹内俊吉のものだった。竹内知事は文人としても有名であり、棟方志功が竹内俊吉の句で作品を作っているくらいである。

 と、そんな場所などとは全く気付かず、適当に休憩を取るとさらに大間に向けて海岸線をひた走る。海の向こうに北海道が見えて来ると尚のことちからも入る。

 やがて大間の手前、風間浦に入る。ここまで来ると最果ての雰囲気もたっぷり。地図を見れば尚のことだと思う。

 大間に到着したのは10時過ぎくらいのことだったと思う、食事をする場所も見つけられず結局はコンビニで済ませてしまった。旅行に出ると、特に美味しいものがある場所ではコンビニ食はできるだけ避けてちゃんとした食事をするか、ご当地食材を使ったものを食べることにしている。

 次の函館行きは12時半出航、夏季はチェックインが70分前の11時20分まで、チェックインを済ませるとあとはただひたすら港で待機するだけの退屈な時間を過ごす。

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◆大間港で待たされる

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◆大間港
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 家を出発してほぼ22時間で大間港を出航。一度くらいはこの船を利用して見たいと考えていたが移動だのなんだのを考えるとこんなもの一度で十分だと思った。

 車で船に乗り込むとわんこはスリングにすっぽりと包んで乗船、船内でドッグルームのチェックインをしてドッグルームへ直行。ドッグルームは飼い主も一緒にいられるので予約で押さえておいたケージには入れず、そのままママが抱っこして1時間半の航海をすることとなった。

 一方の僕は船の揺れも激しく運転疲れもあったので客室のカーペットの間で仰向けになって小一時間ほど寝ていた。

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◆大間航路大函丸にて
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 下北半島を走っていた時は降ったりやんだりの天気だったが大間港を出る頃にはすっかり晴れていた。同時にこの日までずっと雨続きだった北海道もにわかに晴れだしたのだった■

次回に続く


by fibich | 2018-08-24 19:28 | わんこといっしょ | Comments(0)

北海道旅行(序章)

 このブログで最も見られている記事が3年ほど前に書いた「凋落する北海道」シリーズで、それを書いていた時には北海道には2度と行かないだろうと思っていたが、今年ちょっとした事もあってその機会がやって来た。

 初めのきっかけは最近わんこ同伴でフェリーに乗れるという記事を見た時。最初はわんこ連れて四国に行く便は多少良くなっているのかどうかを調べて見た。以前から四国へ向かうオーシャン東九フェリーにはドッグルームはあったが、飼い主と引き離されてとても良いものとは言えない。できたらペット同伴のルームが欲しいと思ったらちゃんとそういったサービスが用意されていた。ところがさらに調べてみるとどうも室数が少ないようだった。

 さらにその後西日本豪雨で愛媛と高知は被害を受け、今年はちょっと見送ったほうがいいなと言うことになった。決定打は高知道の橋の崩落だった。

 そんなわけでフェリーで他の場所となると北海道となるが、北海道航路のフェリーには制約なども多く、何よりも人二人車一台とわんこ三頭を運ぶとなると料金もバカにならないため今年の夏休みは近場かなと思っていたが、せっかくなのでまだわんこを連れて行っていない北海道に行ってみようかと思い立った。

 フェリーはどこも料金が高く、フェリーに乗れば往復の二日が取られてしまう。僕とママの夏休みが重なる日数が短いため大間と函館だけ船で移動をし、あとは陸送をして移動をすることに。こうすればママの仕事が終わった後ですぐに移動が開始でき、時間が節約できると見たからだ。

 ところが横浜から大間は青森へ行くよりもずっと距離があって時間もかかる。ママが仕事から帰って来てからの出発では間に合いそうにないと思い、散々考えて僕は先に出発し、ママには職場から追いかけてもらうことにした。

 わんこを三頭も連れているといろいろと制約があって移動もしづらい、特にフェリーに関しては理解に苦しむ。たとえばせっかくペット同伴で入れる部屋のサービスがあっても一室二頭まで、それなのに大型犬でも二頭OKだったりとか、もう少しその理解できない制約を飼い主目線に立って考え直してもらえたらと思うのに。

 もう一つ北海道へ行くと決めておきながらもあまり行きたくないという気持ちは直前まであった。宿や船の手配もすべて僕が行ったが、どことなく気乗りしなかった。北海道はライダーだった時代は毎年夏になると行っていた場所だが、だんだんと衰えて行く様子が見るに耐えられなかった。その後は四国巡礼がライフワークとなり、北海道には行く必要もなくなり、北海道が衰えて行く様子を目の当たりにすることもなくなった。自分としてはこのままでいいと思っていたのだが、今回は四国に行けないということもあって北海道を選んだ。

 ちょうど初めて巡礼に出た時、北海道行きの船がことごとく取れなかったので四国へ行き、巡礼を始めてすっかり四国巡礼に魅せられ、遍路として毎年四国へ行くようになったのも最初はそんなちょっとしたきっかけだった。あの時もし北海道に行けていたら自分はどうだったかな… 今の方がまだマシなのだろう。

 とまあ複雑な思いを胸に抱きながらも8月16日の昼、わんこを三頭連れて横浜を出発した■

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by fibich | 2018-08-23 13:16 | わんこといっしょ | Comments(0)

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