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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

カテゴリ:ある日の話( 79 )

ソウルで買ったCD

先の突然訪米の時にソウルで買ったCDについて。K-POPなんて言葉がもてはやされる以前より僕は韓国ポップスには関心があり、それは遡れば学生の頃からの話だ。


 初めて韓国へ行った時に釜山で知り合った現地の学生にオススメのアーティストを数人教えてもらった中に「展覧会(チョルラメ・전람회)」という二人組のアーティストを教えてもらい、オススメされるままに1枚CDを買った。これが大当たりだった。CDの名前は「卒業(チョロプ・졸업)」、ミニアルバムで解散アルバムでもあった。せっかくいいアーティストが韓国にいるのにすでに解散していたのは残念なことだった。


 次に韓国に行った時にこの展覧会のCDを探して買ったのは言うまでもない。「卒業」は3枚目のアルバムで残りの2枚を買い、その魅力に惹かれていった。


 展覧会は男性二人のデュオで、どうやら展覧会としての活動をしていたときはまだ学生だったらしい、卒業を機に解散したのでラストアルバムが「卒業」なのだ。


 メンバーはキム・ドンリュル(金東律・김동률)とソ・ドンウク(徐東旭・서동욱)、楽曲の大半はキム・ドンリュルが手がけ、低くて伸びのある声。一方のソ・ドンウクは柔らかくて優しい声でこの対比がとても良い。今回の話はこのキム・ドンリュルだ。

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キム・ドンリュル(第4集「帰郷(귀향)」)


 卒業をしソ・ドンウクが音楽をやめグループは解散。キム・ドンリュルはソロ活動に入る。となればやっぱりソロアルバムも聴いてみようとその次に韓国へ行った時にソロアルバムも買う、以後韓国へ行く度に事前に新譜が出ていないかをチェックしていた。


 今回韓国に行ったのが実に8年ぶり、しかも8年前はCDなど買っている時間もなかったので10年近くブランクが空いていて、その間にアルバムも2枚組ベスト盤、2枚組ライブ盤を含めて5つのアルバムが新たにリリースされていた。これを一気に買って帰って来た。


 感想は流石に期待を裏切らなかった。その独特な声の伸びはさらに深みを増し、曲も流行りに媚びない独創的なメロディでスケールの大きい曲が目立った。さらにライブアルバムがすごく、この人はライブなんだなと確信した。(実際あまりライブをしない上にライブのチケットはすぐ売り切れるらしい)ライブアルバムがすごいアーティストってのはなかなかいない。


 これまでのソロの作品を聴いているとゲストアーティストが結構多く、それがヒットするのもこの人の特徴なのかもしれない。中にはかつて一緒に歌っていたソ・ドンウクなども登場しまるで展覧会の新曲を聴いているような気持ちにもなった。


 日本でのK-POPのイメージはどちらかといえばダンスありヴィジュアルありのものだが、こんな大人がしんみりと聴けるアーティストが韓国にはいて、多くの人に支持され、ストリートミュージシャンがコピーをするような存在って果たして日本にはいるのかな、かつてはいたよなと思う。


 次に韓国に行くのはいつだかわからないが、また数枚手に入れていないアルバムができる頃かもしれない。これからもこのアーティストは楽しみである。こんなふうに楽しみにできるアーティストが日本にいないのが残念だ■


追記

リンク

キム・ドンリュル

김동률 - 오래된 노래 (キム・ドンリュル 「古い歌」)

김동률+이소은 - 기적 (キム・ドンリュル+イ・ソウン 「奇跡」)

김동률 - 시작 (キム・ドンリュル 「始作」)

展覧会

전람회 - 졸업 (展覧会 「卒業」)

전람회 - 그대가 너무 많은... (展覧会 「君があまりにも…」)

전람회 - 기억의 습작 (展覧会 「記憶のエチュード」)


by fibich | 2018-04-19 23:43 | ある日の話 | Comments(0)

2018年3月(2)

 先月の様子を写真で紹介、その2です。

2:九十九里浜

 ママが九十九里浜にわんこと一緒に入れる店があるから行ってみようと言って来たのでそれじゃあと出かけてみた。その店はなんとこれまで何度か行っている「浜茶屋網本」のすぐ近くだった。お店の名前は「大漁亭」。

 店まで行ってみると本当にここにわんこを入れていいのと心配にもなるが店員さんの案内で中に通してもらう。本当は開戦を網焼きでと思ったのだがかなり予算をオーバーするのでここは無難に海鮮丼とながらみの酒蒸しを注文。これが両方とも本当に美味しかった。ということでこのお店の海鮮丼は本当におすすめ。

 食事を終えて店を出るとママが事前に連絡をしてあったのか、ママのブログの知り合いの方がポメ連れでやって来た。名前はカリンちゃんとユリアちゃん。駐車場での立ち話程度ではあったがそれでもママは大喜び。
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 そのあとは近くにある「海の駅」により、その近くにある片貝海岸でわんこを遊ばせた。九十九里浜は湘南とは違って砂浜も広く、何よりもきれいだった。
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 片貝海岸で遊ぶと小腹もすいて来たので今度は浜茶屋網元に行きちょっとだけ干物やイカを焼いて食べた。ただし目当てにしていたホンビノス貝は売り切れだったのが残念。その後は九十九里道路を走り白子のPAで休憩。

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 ここから先はいつものコースを辿る。白子からは海沿いの国道を南下し、大原でいつも立ち寄るスーパーマルイで買い物をし、そこから上総中野を経由し久留里まで行き、久留里でも吉田屋というスーパーに寄って時間を潰す。これはあまり早くにアクアラインに入っても大渋滞にはまるだけだ、それもアクアトンネルでの渋滞なので房総へ行くとできるだけ遅く出発をして渋滞だけは避けている。

3:浅草・柴又

 ママが日頃使っている念珠の修理をしたいというので2年ほど前に行った仏壇通りにあるお店に行くため今回はわんこを連れて仏壇通りへと行くことに。仏壇通りというのは上野から浅草までの「浅草通り」のことで、ママの行きたいお店は地下鉄の田原町から歩いてすぐのところ。


 わんこ連れて田原町となると我が家では田原町にある「パナス」というインド料理店に寄る。この店のランチはボリュームもある上にお値段も手頃、さらにわんこOKという嬉しいお店だ。

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田原町にあるパナス浅草店

 まずはこの店で昼食を取ってからママおめあての仏具屋に行き、僕の念珠もついでに修理をしてもらうことに。ママはさらに新しい念珠を買い求めていた。


 その仏具屋からは浅草通りを歩くと浅草まで行ける。浅草に行くとまずは北海道アンテナショップに立ち寄ってガラナを飲む。そのあとは雷門をくぐり仲見世をぶらぶら歩いて浅草寺参りだ。休日ということもあって人でごった返し、さらに外国人観光客も多数見かけた。

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浅草寺ではお祭りも行われていた

 浅草寺参りをすませるとそのまま地下鉄に乗って移動、京成高砂で電車を乗り換えて柴又へ。柴又へ行くのは当然帝釈天参りと山道をぶらぶら歩き回ることが目的だ。せっかくわんこも連れているので一度わんこ連れで行ってみたかった。

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柴又駅前にある寅さん像と一緒に
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なんと「見送るさくら像」まであった


 ただ、着いた時間も少々遅く、お参りも含めて1時間程度しか残っていなかったのでちょっとだけ慌ただしかったが、お土産には草餅とべったら漬けも買って帰ることができたのでこれはこれでヨシかな。次行くときは矢切の渡しも見たいな。


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柴又帝釈天、題経寺にて
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帝釈天参道で


 柴又からはあまりよく覚えていないが、まず高砂まで戻り、そこから押上まで移動してあとは京急直結で横浜まで帰ることができた。これを考えるとダイレクトに行けば横浜と柴又は比較的簡単に行けるのかも■


by fibich | 2018-04-09 20:40 | ある日の話 | Comments(0)

2017年8月

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 すっかりブログをサボってしまい気がつけばもう11月。ブログやっている場合じゃないといえばそうだけどあまりにも更新がないと忘れられそうなので写真だけでもアップすることにします。文章も最小限で。

 8月 花の都
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 お盆前の週末だったかな。ちょうど夏の花と秋の花の端境期かとも思った。ひまわりはまだそれほど咲いていなかった。

8月 四国八十八箇所巡礼(伊予・土佐)

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札所六十番横峰寺

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札所五十四番延命寺

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伊予北条
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札所五十二番太山寺

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札所五十一番石手寺仲見世

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札所四十五番岩屋寺

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札所四十番観自在寺
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札所三十八番金剛福寺

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足摺岬

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道の駅すくも

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窪川・水車亭
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札所三十五番清瀧寺


 今年の夏の巡礼は六十番の横峰寺からスタート、愛車「後輩くん」では初めての四国だった。最上まで一晩でその上無給油で行くことができた。連日とにかく暑かったがペースは速くて後半には土佐の札所まで打てる時間もできた。




by fibich | 2017-11-20 21:57 | ある日の話 | Comments(0)

卒業

 

人には
それぞれの
生き方がある。

 前任校の卒業生にこんなメッセージを書いて先日直接届けに行ってきた。普段はメッセージなど贈らないのだが、今回は贈ってみることにした。もう一つ部活の生徒にもメッセージを贈った。

汗をかけ
声を出せ
イメージせよ

 こちらは演劇部だったこともありこのようなメッセージだ。

 一つ目はは僕が高校卒業の時、当時の担任が卒業アルバムに大きく書いてくれた言葉だ。きっとこの言葉は高校を卒業する者にこそ深く伝わるのではないかと思う。

 高校時代は底辺高にいながら大学進学を目指していたので早いうちから周囲との関わりを控えて準備に入っていた。当時のクラスの仲間には必要以上に無愛想でつき合いにくくて今となると申し訳ない気分だが、そのおかげで現役合格をし進学ができた。

 他の仲間もそれぞれ卒業後それぞれの道へと進んでいく。その時の一つ目のその言葉は重みを感じるのだ。

 はたして中学生にはどのくらい伝わるのだろう。卒業式は明日■

by fibich | 2017-03-09 09:45 | ある日の話 | Comments(0)

ハシュラマに挑戦

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【2017年2月14日(火)】

 2つ前の日記でリトルワールドの話をした際、トルコのハシュラマというスープを飲んだ話をした。(詳細はこちら)お世辞にもトルコらしさを感じなかったというのが正直な感想なのだがこのハシュラマのレシピを調べてみてわかったことがあった。

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◆リトルワールドで食べたハシュラマ

 それはこのスープにはクミンが必要なのだそうで、確かにリトルワールドのハシュラマにはその香りがなかったようにも思えた。あとは特別な食材などもなかったのでこれならいけそうだと思って食材と一緒にクミンも買い求めた。以下レシピである。

ハシュラマ
鶏肉…300~400グラム(または鶏手羽元を10本程度)
玉ネギ…1~2個
じゃがいも…3~4個
人参…1~2本(好みに合わせて多くしても良い)

塩…小さじ1~1.5
小麦粉…大さじ1
オリーブオイル…大さじ2程度
胡椒…適量
クミンシード…小さじ1
水…4~5カップ
1:人参、玉ネギを適当な大きさに切り、圧力鍋で鶏肉と一緒にオリーブオイルで軽く炒める(鶏肉の色が変わり始める程度まで)じゃがいもはひと口大に切っておく。
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◆始めから圧力鍋で炒めておいた方が良い

2:1を軽く炒めたら火を止めて小麦粉をからめ、塩、胡椒、クミンシードを入れて再度炒める。クミンシードは指先でもみながら砕いて入れるのがポイント。塩の量を抑えてかわりにクレイジーソルトを入れてみるのも良い。

3:2に水を加えて加圧する。水の量は具材がひたひたになる程度と思っておくといい(手羽元を使ったときはひたひたにはしない)。圧をかけすぎると玉ネギがなくなってしまうので注意。加圧の時間は圧力鍋によって異なる。
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4:火を止めて圧が自然に抜けてからジャガイモを入れ、弱火で煮込む。

5:ジャガイモに火が通ったら完成。
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◆見た目ルーのないカレーと言ってもいいかも

 このスープの要はやっぱりクミンで、これがないとなんともピンとのぼけた野菜スープにしかならない。それとこのスープ、まだまだ改良の余地もありそうなので今後いろんなスパイスを追加してみようかとも思っている。

 このハシュラマはトルコだけではなくグルジアやアルメニアあたりでも家庭の味として親しまれているようだが基本の部分はそれほど変わらないと思う。(どれも食べたことがないからわからないけれども)

 簡単に作れるので是非お試しを■

by fibich | 2017-02-14 22:08 | ある日の話 | Comments(0)

凋落する北海道(終)

 最後にこんな所にツッコミいれてもというような部分を指摘する。これが北海道らしさだと思うのだがこのために北海道は寂れイメージが強く受け取られてしまうというものを挙げてみた。ところが先日HDDのパーティション作業失敗でデータを入れていたドライブがきれいさっぱり消えてしまいこのブログの原稿もなくしてしまったので改めて書き直した。それにしても今回のこのシリーズの為にたくさん集めたデータも全部消えちゃったのは痛い。

 前々回に鉄道の話題をしたが,北海道の現状を如実に物語る資料がまだあったので(データ消失前に画像をアップしてあった)紹介します。

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◆利用者が極端に少ない駅

 この路線図では極端に利用者が少ない駅を緑色(利用者10名以下)と赤色(利用者1名以下)の二つで表示してあるが、拡大せずとも赤が目立つ路線がある、函館線森の付近、札沼線の末端、留萌線の末端、石北線の網走管内西部、宗谷線の上川北部から宗谷にかけて。言ってしまえばこの当たりは人も減っているということだ。まさにこのあたりが北海道の末端とも言えるが、本当の末端は鉄道のない場所だろうから、この図では全てはわからないということでもある。ここまではこれまでの補足でここからは本編。

 北海道は雪が降る、冬場は雪が積もって当たり前。除雪しなければ交通網はたちまち麻痺する、除雪をすればまず人の往来が最低限できるスペース確保が必要で、雪をどかしてもいいように表通りでも裏通りでも広く場所を確保してある。これが夏になるとだだっ広く感じられる。だだっ広いということはそれだけ物がないという印象に直結してしまう。そんなこと言われてもなぁと思うところにも寂れて見える原因がある。これをなんとかしろというのは本当に余計なお世話でしかない。道外の他の場所と較べてもちょっと損をしている。

 同じようなものにスノーポールというのが道の脇に立っている。北海道らしさをもっとも感じさせるものの1つであろう。しかしこれもまた慣れてないと時として変な圧迫感を感じさせる。また大抵の物は夜は光るようになっているのだが、スノーポールの光ばかりが延々と続いて伸び、他の灯りがあまりに乏しいと物寂しさ倍増だ。特に夜中、星の見えない山間の直進道路でこれを見るのは苦手である。

 もう一つ北海道の舗装にも要素がある。北海道の舗装は本州の物とは違って柔らかくできている。夏場はバイクを駐める時に敷板を使わないと戻ってきた時は倒れていたなんてこともある。つまりちょっとしたことで凹んだり傷ついたりで見た目にきれいではない。冬場除雪車が知らず知らずに削っていた縁石や舗装のちょっと盛り上がっているような場所が夏場には痛々しい傷となってあちこちで見られる。これがこんなに傷んでいるのに直しもしない=みすぼらしい=寂れているとかなり直感的に感じられる。これもまた不可抗力でどうしようもない。

 道路際に横風注意の意味合いで地域の交通安全協会などが旗を何本も並べて立てているが、すでに風に晒されて1/3くらいがなくなっているのを見るにつれなんとも言えないわびしい気持ちになってしまうのは僕だけではないと思う。あの旗がまたどこで見ても頑丈に固定されているのは感心してしまう。

 北海道の生活で欠かせないのが燃油タンク。どの家にも四角くて大きなタンクがついているが、あのタンクも年季が入るとあちこち錆びてみすぼらしく感じてしまう。かと言ってタンクなしの生活は一戸建ての家の場合は考えられないだろうし、見た目のキレイさなどにはかまけていられないのが北の暮らしなのだから仕方がない。BSアンテナがほぼ真っ直ぐこっちを向いているのも、それが冬場になると雪を受けて最早丸い物には見えなくなるのも北海道ならではの事じゃないだろうか。

 すっかりブームは去ったと思われる廃線跡だが、これもまたなんとも言えない寂寥感を禁じ得ない。ここにはもう列車がやって来ないという絶望感をどうしても感じてしまう。とはいえ跡形もなく廃線を片付けるには莫大な費用がかかるし急を要するものでもない。これからも廃線は放置されていくのだろう。

 北海道はとにかく広いから町から町の間に何もないということはよくある話だ。道路の案内標識には見たこともない名前の町に対して100㎞以上の距離が示されるなんて事はよくあること。見たこともない町と感じるのはごく自然で、逆に道民でさえも北海道212市町村(現在は179市町村・北方領土にある6村は除く)すべての町の名前を知っているなんてことはないと思う、ましてや道外から来た人がそんなローカルな地名を出されても見たことも聞いたこともないと感じるのは当然だと思う。しかしその場所くらいしか示しようがない道路もある。

 こういった突っ込んでみたところでどうしようもないものもまた「北海道らしさ」とポジティブに受け止めるだけで余計な「寂れ感」というものも感じなくなるのではないだろうか。逆にこれらの事がなくなってしまったら北海道はもっとつまらなくなってしまうような気もする。

 最後に前回書いた北海道と四国の違いなのだが、決定的に違う事は人の流れだろうと思う。四国には本州とダイレクトに道路が繋がっている。それも3カ所もある。たとえ真ん中に山脈が横たわって南北が分断されているような感じがしても真ん中に高速道路と国道が通っていればなんとかなってしまうものだし、北海道よりもずっと狭いというのも救いになっている。ひっきりなしに車が行き来してそのまま高速道路に接続してあれば人の行き来も末端にまで行き届くのは当たり前のことである。

 もっと具体的に書けば四国の主要都市、つまり4つの県庁所在地は比較的行きやすい。三つある橋のうち大鳴門橋を渡れば徳島へ、瀬戸大橋を渡れば高松は比較的近い。しまなみ海道を通ればとりあえず今治までは行け、その後松山まではちょっと時間がかかるがそれほど遠くもない。そして高知は瀬戸大橋を渡ってまっすぐ高速道路で繋がっているし、その高知道はそのまま県西部まで続いている。九州だって道路で本州とは繋がっている。それに対して北海道はまず車でダイレクトには行けない。本州と北海道を結ぶ橋が存在しない。この差は大きいのではないだろうか。人も物流もどうしても青森で止められてあとは鉄道や海路に依存しているのが北海道の最大の弱みなのだろう。

 とはいえ北海道に橋を架けるのはちょっと考えづらいことだし、人も物流も本州に依存しない体質に切り替えないと北海道はさらに衰えて行くばかりだと思う。ハッキリ言っちゃえば北海道は四国や九州よりも不利な立場にはどうしてもあるのだから、それを克服する知恵をつけなければいけない。新幹線なんかに期待をしたってそれはちょっとしたカンフル剤に過ぎない。幸いにして札幌という大都会があるのだからそこをなんとか利用できないものかなと…素人考えではあるがついつい思ってしまうのだ。

 これだけ書いてもまだ僕は北海道にはどこかに転機やチャンスがあるのではないかと思う。確かに見た感じは八方塞がりかも知れないがどこかにまだ何かがあるような気がするのだ、それが何かはよくわからないが木の城たいせつだって復活してるのだし(あまり関係ないか)悪い事ばかりじゃないと思っている。いつかまた北海道にも行ってみようかなと思える時が来ればいいと思う■

by fibich | 2016-04-07 19:30 | ある日の話 | Comments(0)

玉屋食堂

 Facebook藤沢同好会で最近よく話題に出てくる「玉屋食堂」なるお店に土曜日行ってきた。この日は寝坊して朝遅く起きたので朝食と昼食を兼ねた食事になった。

 場所は藤沢の教育センター内、かつてここはゴルフ場でそのクラブハウスが今でも残されている。もちろんゴルフ場は今はなくなっていて教育センターのグラウンドになっている。教育センターという名前だがかなりの規模のスポーツ施設と言ってもいい。

 
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 この建物は建築家、アントニン・レーモンドが戦前に立てた歴史的建造物。レーモンドは帝国ホテルを作ったフランク・ロイド・ライトの弟子でもあるらしい。ライトはとにかく有名な建築家だがこちらはそんなに知られてはいない。

 この建物が現在は玉屋食堂という教育センターの食堂として営業している。こんな建物に食堂だ。それだけでも話題になるのだろうが、玉屋食堂はそれだけではなかった。

 まずはその美しい歴史的建造物をじっくり眺める。

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 歴史的建造物とは雖もなんの補修もしていなければ近づいてみるとこんな有様。これではそのうち建物自体が壊れてしまう。どうにかならないものなのだろうか。

 中に入ってみるととても食堂とは思えぬ佇まい。

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 階段が主役のような美しさ。しかし足を踏み入れてみると食堂の独特な匂いがする。そうだ、この匂いは高校や大学の学食のあの匂いだ。

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 この佇まい、とても食堂とは思えぬ堂々としたもの。さぞかし豪華な料理が出てくるのではと写真を見ると思ってしまうのだが、もうこの段階で学食の香りがプンプン。さすがに高級レストランは学食の匂いなどしないぞ。

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 中に入ってみるとああ感じは学食だなというテーブルのレイアウト。美しい調度品などはなく、パイプテーブルにパイプ椅子が並んでいる。そのくせこの天井の高さと実にアンバランス。

 ここは食堂なので豪華な料理というものは期待できないが、食堂の定番であるラーメンやカレー、そして数多くの定食が実にリーズナブルな値段で提供される。

 僕はミックスフライ定食、ママはメンチカツ定食を注文。窓際の席に座って待つこと5分ほどで「メンチカツのお客様~」と呼ばれる。完全にセルフサービスなのだ。

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◆上:ミックスフライ定食
下:メンチカツ定食

 この二つの定食に片方はご飯大盛り、これで1500円もしない。とてもボリュームがある。全てにおいて驚き。そして食べたという充足感を満たしてくれる。

 どこかの牛丼チェーンで牛丼の大盛りを食べるくらいなら、もうちょっと足してこれだけの定食を食べた方が絶対に食事をしたという満足感は得られる。
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 ここにはこの玉屋食堂で食事をするためだけにやって来たが、せっかくあまり来ない教育センター、敷地内をちょっと散策してから帰った。たまにはわんこを留守番させてこういった所に来てもいいかな■

by fibich | 2015-05-21 22:43 | ある日の話 | Comments(0)

年末の支度

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◆ま、しょうがないな事実だしな

 ということでわんこをお留守番させて年の暮れの30日にママといっしょにアメ横に行ってきました。年の暮れにアメ横がものすごい賑わいを見せるというニュースは誰でも見たことあると思います。あんな人混みとんでもないと思っていたんですが、先日スーパーで正月料理に酢蛸をと思っていたところ、それがあまりにも高かったのでこんなんだったらアメ横行く交通費を含めてるのと同じじゃんと考えていたのが事の始まり。だったら実際にアメ横に行って酢蛸以外のものも一緒に買えば却って安上がりじゃないのかということに気づき、冗談半分で言い出したらママはアメ横に行ったことがないというので行ってみようということになった。我が家は突然ヒマな時間ができる事が多く、終始こう言ったノリで動いている。

 アメ横はライダーだった頃上野に行くついでに寄ったことは何度かあったのだが、年末のこの時期に来るのはもちろん初めてのことだ。

 最寄り駅から東海道線に乗り、最初は品川で下りる。品川エキュートには先のブログでも書いた愛用エルバン替えインクがあったと思ったので寄ってみたのだが取り扱っていないとのこと。それじゃあしょうがないので品川からは山手線に乗り換えて本日の目的地アメ横の入口でもある御徒町へ。

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◆御徒町駅から見たアメ横、とても地獄の人混みの気配はなし

 御徒町からアメ横スタート、最初のうちこそぜんぜん人混みを感じずにいたのだがすぐに身動きもとれぬほどの押し合いへし合いが始まる。どこがすごいかと言えばやっぱり魚屋の前で、それ以外の店の前ではたいした混雑はない。

 一回目の地獄もとい人混みで脇道に入り、ちょうど二木の菓子がある正面にお寺があったのでお詣りをする。この一帯は二木の本拠地でもあるのだろうが、お菓子にもゴルフにも興味はないのでほぼ素通り。

 摩利支天徳大寺は開運勝利の守護神としてお詣りに来る人も多い。以前の自分であれば丁重にお詣りをしていたのであろうが、今現在特に勝負事で願掛けをする必要もなく、本尊に般若心経を唱えてお詣りをした。

 再び人混みの中に突入。最初の魚屋の前を通りかかったときちょうどタイムセールで大トロのブロックが1000円だというのでモノを見ると三崎朝市なら確実に5000円はくだらないであろう大きさのものだったので(質はともあれ)即買い。思い立って即買いに転じないとこの日のアメ横はあれよあれよという間に人の波に飲み込まれてもう戻ることができない。

 このアメ横の通りを人の流れに任せて上野駅の近くまで行くとセンタービルがあり、その地下街がなかなか面白いという話なので話のネタに下りてみる。すると外で売られているものとは全く違う見たこともない食材が数多く置かれていた。ここは中国を中心としたアジア食材や南米の食材が数多く売られている。ちょうどアジアで言うところのウェットマーケットとドライマーケットが地下街で渾然一体となっており、買い物に来ている人も日本人は少ない。

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◆時期柄なのか上海蟹が目立った

 このセンタービルの近くにみなとやという有名な海鮮丼の店があり、話のネタに食べて行くことにする。この店の特徴は海鮮丼なのに安いと言うことだ。2人で贅沢しても3000円にも満たないくらいだから驚き。

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◆みなとやのウニ・いくら・トロ・サーモン丼
(ウニは倍盛り;毎度ながら撮り方がいやらしい)

 このみなとやでは他にもいくら塩漬けも買い求めた。そしてすぐ近くにある他の魚屋では今回のメインの酢蛸も買う。先日スーパーではだいたい4000円くらいで売られていたものと同じ大きさのものが1000円だった。

 そのまま上野駅前まで歩き、再び御徒町目指して歩き出す。夕暮れも迫る頃となると人出はやって来たときの倍近くにまでなっており、特に魚屋の前では身動きがとれない。まずは果物屋で干し柿、続いてその先の店で蓮根と筍の煮物、さらに鮭の切り身も買い求める。また他の店でハムが2個1500円のタイムセールに入ったのをめざとく見つけて買い求めた。

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◆夕方のアメ横、殺人的混雑

 御徒町方面に向かう時はガード側の店の前を歩くが、こちらのサイドにはペットショップがありママがどうしても中を覗いてみたいというので入ってみるとかわいいポメが2頭もいた。めちゃくちゃかわいいのだが値段もメチャクチャだった(40万円)。

 鮭の切り身を手に入れたところで予定していた買い物は終了したのだが、せっかくなのでブラブラ見て回ろうということとなり、その後はアメ横探索。御徒町から再び上野方面に今度は人混みのない上中(うえちゅん)通りを歩き、センタービル横にあるケバブの店でドネルケバブを食べる。

 ケバブはかなり日本でも浸透したトルコ料理だが、トルコ語でケバブってのは「羊肉」の事を言う。しかし日本のケバブは大半がチキンだ。この店ではビーフがあったのでビーフのケバブを食べた。こう簡単にケバブが食べられるようになるとたまにはラム肉の本物のケバブが食べたくなるな。

 上中通りを再び御徒町方面に歩き、途中でアメ横通りを横切ったガード下の迷路のような商店街をこんどは中心に歩き回った。このガード下は装飾品や筆記具などが数多くあり、雰囲気は韓国のプサンチンシジャン(釜山鎮市場)やイスタンブールのカパル・チャルシュ(グランバザール)にかなり似ていて歩き回るだけでもわくわくする。

 このガード下の筆記具店で先ほどは見つけられなかったエルバンの替えインクを手に入れることができた(しかもちょっとオマケまでしてもらった)。その後もガード下の乾物屋で干し椎茸(大分産)が大袋で500円で売られてるのを買い、オマケにカレンダーをもらった。久しぶりに買い物が楽しめた気分である。

 すっかり満足してあとはそのまま電車に乗って帰ってきた。こうして先にママが会社を経由して買いそろえたお正月料理の数々と今回買ってきた。

 翌日はそれらを切ってお重に盛りつけるだけという至極簡単な作業でお正月の準備を終え、さっそく明けて元旦に実家に持っていって母と3人でいただいた。

 アメ横は日本屈指の買い物街ではあるが、外国人も数多く見られお土産などを買い求めていく姿を見かけた。先ほども書いたが外国の似たような場所を思い出すくらいで日本にもこんな場所がやっぱりあったんだなと改めて知らされた思いだ。裏路地探索が大好きな僕にとっては日本の裏路地と言うよりは外国の裏路地をふらふらしている気分にさせられた■

by fibich | 2015-01-02 01:00 | ある日の話 | Comments(0)

聖地で観梅

2014年3月9日(日)

 浜松から帰ってきた翌日は休んでいればいいものを思い立って聖地昭和記念公園まで出かけた。行けばおそらく梅がきれいだろうと思った。

 聖地というとドッグラン。そんなわけでドッグランに連れて行くのもまた一つの目的だった。ところがだ、やっとこさ聖地に着くと入口にこのようなつれない案内が…

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え~何ですと!
ドッグランで遊べないでちか。
もっと早起きせなあかんかったか。

 こらこらラーちゃん、朝早く来てもダメなものはダメなんだって。そんなわけで今日はドッグランはお預け、ここのところ聖地に来てもドッグランで遊べたためしがないような。

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ハイハイ、歩けばいいんでちね。
ガッカリでちよ。
うち、ここのドッグランよう知らんねん。
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◆この日もお散歩撮りメイン

 そんなわけで到着も遅かったしさっさとメインの梅を探しに公園を歩く事に。しかし梅園はあれどもそれほどの規模でもなく(と言ってもすごいけど)それも公園内のあちらこちらに散っている。とりあえず梅のきれいな場所に行って撮影開始。

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お花じゃ遊べないでちよ。
お花じゃ食べられないでちよ。

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◆梅園にはマンサクの花も咲いていた


 この場所では飽き足らずほとんど砂川口近くの日本庭園前にある梅のところまで足を運ぶ。こちらは枝が低くてわんこといっしょに撮影もできた。

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次はドッグランで遊びたいでち。
こないに遠くまで来たら帰るのしんどいで。

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 ここに来て閉園のアナウンスが流れ帰りはもうほとんど走りながら帰ったようなものだっが。昭和記念公園はしっかり計画的に歩かないと後が大変だ。

 この3週間ほど後にまた昭和記念公園に来たがこの時はすでに梅も終わり、桜の季節になっていた。いつも思うのはこの公園がもっと近くにあったらいいのに。やっとの思いで公園を出ると後は寄り道もせずに帰った■

by fibich | 2014-04-29 10:50 | ある日の話 | Comments(0)

2014年2月(2)

 前回に引き続き今年2月のお散歩。二つ目は俣野公園。ここはかつて横浜ドリームランドがあった場所で今では遊園地の面影など全く消え失せてしまい、広々とした公園になっている。遊園地があった頃の施設も池もゴーストタウンのような商店街もなくなり、あるとすればホテルとして使われていたビルが横浜薬科大になって利用されているというくらいの変わりよう。

 チャイがまだパピーだった頃はほぼ毎日のようにここまでお散歩に連れて行った。結果として散歩させすぎ=マッチョな体質となってしまう。今でもチャイは抱っこすればわかるがかなりのマッチョだ。

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何やらええ匂いしとんな。

 公園までの途中にコミュニティハウスが新しくできたオープンセレモニーが行われていて通りすがりの我々にまで豚汁を振る舞っていたのでごちそうになる。

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ここはドッグランではないでちね。

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リードあっても広ければ走れるでちよ。

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わーいわーい。久しぶりの公園でち。

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チャイ兄ごっつぅ浮かれとんな。


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いたたた、あんまり引っ張らないでくだちゃい。

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そろそろおやつの時間でち。

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ええ天気やなぁ。
たくさん歩いてお腹空いたでちよ。
あの、おやつはまだでちか。

 ということで広い公園を散歩して芝生の原っぱでリードをつけたままだがわんこを走らせてとそんな程度しかできなかったが2月中はそれさえもなかなかできなかった。

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パパとママといっしょなら
お散歩するだけでも楽しいでちよ。

 …と、勝手に解釈して写真を撮り続けるだけのパパだったのだが、長い事雪で思うように動けなかったためこんな晴れの日の散歩でも一つの思い出になったと思う。

 さて、いよいよ次回からは3月。3月にはいきなり大きなイベントがあった。これもまた雪で思うように動けなかった反発だと思うのだが、できるだけ間を開けずにここで書きたいと思う■

by fibich | 2014-04-27 00:17 | ある日の話 | Comments(0)

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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