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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『夜のような空』

夜のような空が続く日は
冷たい雨も星にはなれない
見上げた空の奥の足りなさに
見上げただけの意味もわからない

夜のような空が続く日は
強い風も慰めにはなれない
手をこすり合わせて考える事は
このままやって来る夜の事ばかり

鬱々とした低い雲を今すぐ突き破り
一条の光がやって来たとしても
凍てついた言葉が血を取り戻すには時間が足りない

夜のような空がいつしか
本当の夜になってしまった時
届かない言葉は どこへ行くのだろう
by fibich | 2004-03-22 15:31 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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