2004年 03月 22日
【詩】『夜のような空』
夜のような空が続く日は
冷たい雨も星にはなれない
見上げた空の奥の足りなさに
見上げただけの意味もわからない
夜のような空が続く日は
強い風も慰めにはなれない
手をこすり合わせて考える事は
このままやって来る夜の事ばかり
鬱々とした低い雲を今すぐ突き破り
一条の光がやって来たとしても
凍てついた言葉が血を取り戻すには時間が足りない
夜のような空がいつしか
本当の夜になってしまった時
届かない言葉は どこへ行くのだろう
冷たい雨も星にはなれない
見上げた空の奥の足りなさに
見上げただけの意味もわからない
夜のような空が続く日は
強い風も慰めにはなれない
手をこすり合わせて考える事は
このままやって来る夜の事ばかり
鬱々とした低い雲を今すぐ突き破り
一条の光がやって来たとしても
凍てついた言葉が血を取り戻すには時間が足りない
夜のような空がいつしか
本当の夜になってしまった時
届かない言葉は どこへ行くのだろう
by fibich
| 2004-03-22 15:31
| 詩