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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『夏の幻想 29』


鳳仙花の実をつまんでは
友達とぶつけ合っていた
水まきをした後の庭の隅
無数の鳳仙花が
実を結んでいた
暑い夏の陽射しのことなど忘れ
夢中になって
鳳仙花の実を摘んでは
投げ合っていた
弾け出た種は
来年の夏の約束
陽射しが強いことなどすっかり忘れ
みんな夢中になって遊んでいた
水まきをした後の庭で
来年への約束が
結ばれようとしていた
by fibich | 2004-08-18 20:46 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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