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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『夏の幻想 25』


汗を流して
のこぎりで板を切る
糸鋸の歯が
ちょっと苦手だった
小さな金槌
ちょっと頼りない釘
夏休みの工作は
自分でも何ができるか
ドキドキしていた

一日かけて作ったものは
木箱のような幻灯機
初めてスイッチを入れる時は
ちょっと緊張した
部屋の明かりを消して
白い壁に映し出したものは
何だったのかもう
すっかり忘れてしまった
風鈴の音涼しげに
今日一日の努力を
労ってくれた

あの夏
壁に映し出した絵は
もしかしたら
ただの白い四角形だったかも知れないけど
額に汗して作った幻灯機
その形は今でも覚えている
by fibich | 2004-08-15 00:19 | | Comments(0)

詩と写真の日記
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