ブログトップ | ログイン

幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『夏の幻想 18』


麦茶に砂糖を入れて
何をするでもなく
ちびちび飲んでいた
コップが汗をかくのが
不思議でたまらなかった
今思えば
麦茶に砂糖を入れることが
不思議でならないけど
飾らない味は
あの夏の日の
特別な味だったに違いない
コップの中の氷が消え
やがて冷えた空気が
漂うと
遠くで雷の音が
聞こえてきた
by fibich | 2004-08-07 11:39 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31