ブログトップ | ログイン

幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『春の風』


力強く吹く
春の風に
何かを乗せて
飛ばしてもらいたい
遠く遠く
二度とは見えなくなってしまうほど
憂いだのため息だの
思い出したくない思い出だの
できることなら
春の風に乗せて
二度とは見えなくなってしまうほど
飛ばしてもらいたい
温かいけれども力強い
春の風だから
僕の胸の内側から
優しく剥がして
連れ去っていってもらえそうだから


by fibich | 2004-03-18 01:57 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31