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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『夏の幻想 14』


朝顔に
毎朝語りかけるように
水をあげていた
きれいに咲きますように
きれいに咲きますように と

プランターのつるべはやがて
竹の棒にからみつき
細長いつぼみが
いくつかつき始める

観察日記には
毎日同じような絵が続くけど
どれ一つとして
全く同じ物はなかった

陽射しが強まる前の
ほんのつかの間の習慣は
一日として同じ姿をしない
朝顔の前で
語りかけることだった
by fibich | 2004-08-03 12:31 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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