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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『青い魚』


幾つか前の前世を辿ると
きっと私は
南洋の青い魚だったに違いない
どこから生まれ
どこで死んでいったのかもわからないけど
浅瀬の白い浜で
強い陽射しの中
ゆらゆらと泳いでいたに違いない
遠い幻想の窓辺に向かい
海の奥深くへと泳いで行ったきり
後の記憶はおぼつかないのだが
そう思うことにした
自分の前世なんて気にしてもしょうがない
だからできるだけ
美しいものだったと
勝手に想像してもいいのだ
懐かしい南の島が
時折夢の中に現れてくるのだから
きっと私の幾つか前の前世は
南洋の青い魚だったに違いない


Commented by nutschoco at 2004-07-25 00:13
なんだか心地いい詩です。
Commented by fibich at 2004-07-25 12:05
ありがとうございました。暑い夏ですし
ゆったりした気分になれる詩が書きたいものです。
Commented by mlle.maria at 2004-07-25 22:12
しばし青いお魚になって
南の島の珊瑚礁を泳いでいる気分になれました。
後の記憶がおぼつかない・・・いいなぁー!
Commented by fibich at 2004-07-26 01:36
八重山諸島の黒島の南端にある仲本海岸という海岸では
引き潮であちこち出来上がった潮だまりの中、小さな青い魚が
たくさん泳いでました。
そのあたりを思い出してこの詩を書きました。
by fibich | 2004-07-24 22:18 | | Comments(4)

詩と写真の日記
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