ブログトップ | ログイン

幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『夏の幻想 3』



蚊取り線香の香りで
記憶の何処かが
はっと目を覚ましました
すだれをおろした窓辺に
風鈴の涼しげな音色
夕暮れ時
豆腐屋のラッパが
聞こえてきました

空を見上げると
日が短くなったと感じます
それでも
蝉の鳴き声は
昼間のまゝ
蚊取り線香の香りで
鮮やかな記憶が
蘇ってきます
by fibich | 2004-07-08 00:43 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31