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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『見知らぬ場所』

【詩】『見知らぬ場所』_a0004070_212540.jpg この駅は
見知らぬ場所なのに
ホームに立つと
懐かしい気分に包まれる
あゝ
なんでだろう
今まで来た事もない
見た事もない
全く初めての
この場所で
どうして僕は
こんな気分になるのだろう
旅情というものを深く越えた
人の記憶のリンクが
僕の魂を揺さぶっているような
誰かの故郷が
全く関係のない
僕にとっても
安らぎを与えてくれる
この駅のホームで
ふと懐かしさに包まれながら
見知らぬ場所の
見知らぬ誰かの心を
目を閉じて感じていた


PHOTO:村松駅(新潟県)

by fibich | 2004-02-28 21:22 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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