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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『夢を見る時間』

眠りから覚めても
夢は終わらない
花は散っても
色彩は記憶から剥がれない

夢の壺の奥底がまだ
どれほどに深いのかわからない
酒に酔っても
恋に酔っても
それでもまだ
夢は終わらない

目の前に広がっていたのは
白い砂浜に違いないのに
それが今
夢なのか現実なのかわからない
曖昧な潮の香りに
眠りと目ざめの間を往復するばかり

今 夢を見る時間
きっと 今
眠りから覚めても
まだ夢は終わらない
by fibich | 2004-02-25 01:55 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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