2004年 02月 25日
【詩】『夢を見る時間』
眠りから覚めても
夢は終わらない
花は散っても
色彩は記憶から剥がれない
夢の壺の奥底がまだ
どれほどに深いのかわからない
酒に酔っても
恋に酔っても
それでもまだ
夢は終わらない
目の前に広がっていたのは
白い砂浜に違いないのに
それが今
夢なのか現実なのかわからない
曖昧な潮の香りに
眠りと目ざめの間を往復するばかり
今 夢を見る時間
きっと 今
眠りから覚めても
まだ夢は終わらない
夢は終わらない
花は散っても
色彩は記憶から剥がれない
夢の壺の奥底がまだ
どれほどに深いのかわからない
酒に酔っても
恋に酔っても
それでもまだ
夢は終わらない
目の前に広がっていたのは
白い砂浜に違いないのに
それが今
夢なのか現実なのかわからない
曖昧な潮の香りに
眠りと目ざめの間を往復するばかり
今 夢を見る時間
きっと 今
眠りから覚めても
まだ夢は終わらない
by fibich
| 2004-02-25 01:55
| 詩