2019年 01月 14日
80分間世界一周
2018年12月24日(日)
2年前の正月、犬山にあるリトルワールドに行って寒い中存分にわんこと一緒に楽しんだことをふと思い出すと、「世界の建造物」をテーマにしたテーマパークは興味があるとなかなか楽しい。東海地方にはリトルワールドというテーマパークがあるが、関東地方に果たしてそういったテーマパークがあるのだろうかと考えると思い出すのが東武ワールドスクウェアだった。この東武ワールドスクウェアはカートから下ろさなければわんこも入園可なのだ。
この日全く予定はなかったがふと思いついてこの東武ワールドスクウェアへ出かけてみることにした。しかし思いつきで出かけるにはちょっと遠い場所でもある。
出発は遅くなったが2時くらいには現地着。さすがに栃木県も北部となると寒い。そしてこの日は天気はよかったが風が少し強かった。現地についてまずは昼食をとり、それから入場してルート通りに歩いてみた。
関東地方にいればその名前は聞くだろうがそれ以外の人はご存知ないという方もいるだろうから簡単に説明をすると、東部ワールドスクウェアというのは東武が運営するジオラマのテーマパークで、その売りは世界遺産を含む世界中の有名な建造物のミニチュアがあると言うこと、居ながらにして世界一周気分が楽しめるというところはリトルワールドと相通ずるところがある(と思う)。以下写真をメインに紹介しよう。
入園するとまず最初は日本の近代建造物のゾーンに入る。東京駅、国会議事堂、新東京国際空港、帝国ホテルなどなどの建物が実にリアルに作られていた。何がリアルって、とにかく何もかもだ。こればっかりは自分で見て確かめないと納得いかないだろう。
建物の縮尺は25分の1らしく、それが全世界で統一されている。とにかく精巧でリアル。そしてそのオブジェの周りにはこれまた動きも自然な人物模型がたくさん置かれている。その徹底ぶりはとにかく目を見張るほどだ。
この他にも東京スカイツリーなどもあったが、ここはやっぱり東京タワーに登場してもらうことに。またこの日は一年でも太陽光がもっとも横から当たる時期で写真も撮りづらくスカイツリーもあまりうまく撮れなかったというのが正直なところ。日本の近代建造物ゾーンの次はいきなりニューヨークへ行く。
ニューヨークのゾーンには今はなき貿易センタービル(ツインタワー)がある、これはこのワールドスクウェアが2001年の同時多発テロよりも前からあったからで、その頃のニューヨークの代表的建造物といえばやっぱりこのツインタワーは外せないものだったに違いない。
アメリカの次はいきなりエジプトに入る。ホワイトハウスを見ている背後にはピラミッドが待ち構えているのだ。しかしこのピラミッドの場所がまた光の加減から写真の撮りづらいアングルで、おまけにちょっとうしろにどう言うわけかエッフェル塔が顔を出しているので写真の撮りづらさはなおのことだった。
東武ワールドスクウェアで写真を撮ろうとするとエッフェル塔がどこにいても邪魔に感じる。
エジプトのゾーンの隣はいよいよヨーロッパのゾーンで、いきなりパルテノン宮殿とコロッセオが出迎えてくれる。そして目立つところに堂々とエッフェル塔が立っていた。
スペインの代表的な建造物までたどるとそこから先はアジアのゾーンなのだが、個人的に中東の建物がイランのモスクしかなくちょっと不満が残る。ここはやっぱりアヤ・ソフィアやトプカプ宮殿を入れてもらいたかった。
他にも故宮や紫禁城、万里の長城などもあったのだが写真が撮りにくいのと中国にてんで関心がないのでパスしてしまった。このアジアゾーンを越えると台湾ゾーンがあるが、ゾーンというよりは最近追加で作られた台北101のある場所だった。そしてその先、入り口まで戻る坂が日本の歴史的建造物のエリアだったのだが、実は全然写真を撮っていなかった。
タイトル通り本当に80分だったかどうかはわからないがざっと歩いて回って写真も撮ってだいたいこんなくらいだろうと思う。とにかくディテールにまでこだわったジオラマが圧巻だ。
そして冬の時期は暗くなってからも楽しみがある。それがライトアップとイルミネーションだ。日が暮れると途端に寒くなりだした。ひとまずエントランスのお店が集まっているところまで戻り、ラーメンを食べて体を温めてから再入園して「夜の部」へ。
写真でもわかるがただでさえ目立つエッフェル塔が夜はさらにパワーアップしてどこからでも見えるようになる。ピラミッドなど撮っていても大抵の場所からは頭が見えてしまう有様だ。
夜のエッフェル塔はさらに目立つ
昼間歩いたルートを再び暗くなってから歩き回ったが、時間があったら昼、夜の両方を楽しまないともったいない。台湾ゾーンからは高台に登れる場所もあるのでそこまで歩いて園内を一望。さらに台湾101の前では20メートルほどリフトアップできるゴンドラで園内を見ることもでき、ママはそれにも乗って動画を撮っていた。
台湾101から先は先述の通り日本の歴史的建造物ゾーンで、こちらでも数枚写真を撮る。
2周目は日も暮れて寒くなり、わんこもカートの中で毛布ぐるぐる巻き状態だった。ところでこのワールドスクウェア、ジオラマの効果をしっかりと楽しむために木というものがほとんどない。ということは夏場は日陰も全くないということだ。たぶんその為なのだろうと思うが園内のあちこちに休憩所があり、冷暖房が完備されている。当然この時期は暖房だ。
こうして世界2周を半日で楽しみ、家に帰ったのは日をまたいでのことだった。やっぱり思いつきで行くには遠かったが十分満足できた。この東武ワールドスクウェア、海外旅行好き、建造物好きの人はもちろんだが、意識せずとも箱庭というのは大抵の人に夢と癒しをそれなりに与えてくれるものである(学術的に実証もされている)。
2018年のシメにこんな場所へ行けて良かったと思っている。おかげでいいクリスマスを過ごすこともできたし。また機会があったら遊びに行ってみてもいい場所だな。それといつかはリトルワールドにもまた行きたいものだ◼️
by fibich
| 2019-01-14 22:52
| わんこといっしょ