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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

ソウルで買ったCD

先の突然訪米の時にソウルで買ったCDについて。K-POPなんて言葉がもてはやされる以前より僕は韓国ポップスには関心があり、それは遡れば学生の頃からの話だ。


 初めて韓国へ行った時に釜山で知り合った現地の学生にオススメのアーティストを数人教えてもらった中に「展覧会(チョルラメ・전람회)」という二人組のアーティストを教えてもらい、オススメされるままに1枚CDを買った。これが大当たりだった。CDの名前は「卒業(チョロプ・졸업)」、ミニアルバムで解散アルバムでもあった。せっかくいいアーティストが韓国にいるのにすでに解散していたのは残念なことだった。


 次に韓国に行った時にこの展覧会のCDを探して買ったのは言うまでもない。「卒業」は3枚目のアルバムで残りの2枚を買い、その魅力に惹かれていった。


 展覧会は男性二人のデュオで、どうやら展覧会としての活動をしていたときはまだ学生だったらしい、卒業を機に解散したのでラストアルバムが「卒業」なのだ。


 メンバーはキム・ドンリュル(金東律・김동률)とソ・ドンウク(徐東旭・서동욱)、楽曲の大半はキム・ドンリュルが手がけ、低くて伸びのある声。一方のソ・ドンウクは柔らかくて優しい声でこの対比がとても良い。今回の話はこのキム・ドンリュルだ。

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キム・ドンリュル(第4集「帰郷(귀향)」)


 卒業をしソ・ドンウクが音楽をやめグループは解散。キム・ドンリュルはソロ活動に入る。となればやっぱりソロアルバムも聴いてみようとその次に韓国へ行った時にソロアルバムも買う、以後韓国へ行く度に事前に新譜が出ていないかをチェックしていた。


 今回韓国に行ったのが実に8年ぶり、しかも8年前はCDなど買っている時間もなかったので10年近くブランクが空いていて、その間にアルバムも2枚組ベスト盤、2枚組ライブ盤を含めて5つのアルバムが新たにリリースされていた。これを一気に買って帰って来た。


 感想は流石に期待を裏切らなかった。その独特な声の伸びはさらに深みを増し、曲も流行りに媚びない独創的なメロディでスケールの大きい曲が目立った。さらにライブアルバムがすごく、この人はライブなんだなと確信した。(実際あまりライブをしない上にライブのチケットはすぐ売り切れるらしい)ライブアルバムがすごいアーティストってのはなかなかいない。


 これまでのソロの作品を聴いているとゲストアーティストが結構多く、それがヒットするのもこの人の特徴なのかもしれない。中にはかつて一緒に歌っていたソ・ドンウクなども登場しまるで展覧会の新曲を聴いているような気持ちにもなった。


 日本でのK-POPのイメージはどちらかといえばダンスありヴィジュアルありのものだが、こんな大人がしんみりと聴けるアーティストが韓国にはいて、多くの人に支持され、ストリートミュージシャンがコピーをするような存在って果たして日本にはいるのかな、かつてはいたよなと思う。


 次に韓国に行くのはいつだかわからないが、また数枚手に入れていないアルバムができる頃かもしれない。これからもこのアーティストは楽しみである。こんなふうに楽しみにできるアーティストが日本にいないのが残念だ■


追記

リンク

キム・ドンリュル

김동률 - 오래된 노래 (キム・ドンリュル 「古い歌」)

김동률+이소은 - 기적 (キム・ドンリュル+イ・ソウン 「奇跡」)

김동률 - 시작 (キム・ドンリュル 「始作」)

展覧会

전람회 - 졸업 (展覧会 「卒業」)

전람회 - 그대가 너무 많은... (展覧会 「君があまりにも…」)

전람회 - 기억의 습작 (展覧会 「記憶のエチュード」)


by fibich | 2018-04-19 23:43 | ある日の話 | Comments(0)

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