2018年 04月 09日
突然訪米記(2)
11月12日日曜日。前日の晩遅くに仁川の近く、カルサンにあるホテルにチェックインしたこともあり当然のことながら寝坊をした。朝8時過ぎくらいに目を覚まし、ホテルの周辺をうろうろしていると開いている店があったのでそこで朝食。朝からいきなりビビンバ。
その後も宿に戻って支度だのなんだのをし、実際にチェックアウトができたのは10時過ぎくらいだっただろう、まずは搭乗チェックインをして重たい荷物を先に預けておこうと思い立ち仁川空港へ。
荷物を預けて身軽になるとそのままソウルへと向かう。今は昔と違って仁川空港からそのままソウル駅まで行けるいい時代になった。仁川空港運用開始直後の時はまず金浦空港へ行き、そこからシャトルバスに乗ってというのが最も早い足だった。
ソウル駅に到着するとそこから地下鉄に乗り換え2号線フェヒョン(會賢)駅まで行く。ここは南大門市場のど真ん中にある。この駅のすぐ近くにペットグッズ専門店ばかりのビルがあるという噂を聞いていたのだが、日曜日だったので閉まっていた。以前に比べれば日曜日営業の店も増えたが依然として韓国では日曜日お休みの店やビルが多い。
少ない時間を有効的に使うために前日から目的だけは絞っておいて、わんこ服を買って帰ることとお気に入りのアーティストのCDを買うことだけに絞ってソウルの街に飛び込んで行った。あれもこれもと欲張るとどれも達成できずに終わる。
しかし出鼻を挫かれ次の目標のCD探しに切り替える。といっても場所は南大門市場、CDなど売っている店はまずない。(写真を見てもわかるように南大門市場はとにかく衣類だ)
しょうがなく歩いてミョンドン(明洞)まで行く。南大門市場から明洞なんてのはこれまででも何度となく歩いているので多少のタイムラグがあっても迷うことなく行けた。ソウルはとにかく慣れている(東京以上に慣れていると思う)
明洞に着くとお目当のCDを探し当て買い求める。(これについてはまたそのうち)ここでフラフラ歩きまわるのはとにかく楽しいのだが、フラフラしていたら時間もなくなるのでフラフラ歩き回りながらわんこ服を売っている屋台を探すも、これはこれで明洞よりも南大門市場のほうが遭遇率高そうなので再び歩いて南大門市場へ。
南大門市場ではいくつかわんこ服の屋台を見つけ、しつこく値段交渉をしてわんこ服を購入。しかしこちらが日本人だとわかり交渉が決裂すると罵られたりとなんとも不快な思いもする、以前だったらここまで酷いことはなかったのに、やっぱり自分が韓国をしばらく留守にしていた間に日韓関係は冷え込んでいたんだなと肌で感じる。
一方以前だったら外国人とわかると即日本人だとバレたものだが(バレても罵られはしなかったが)、今では外国人とわかると中国人だと思われる。それはそれでちょっと複雑な気持ちだ。基本は黙っていればまずもって外国人だと疑われない(疑われない所作や食事作法も心得ているし)。目標達成した後も屋台でおでんを食べたり場末の食堂でビビンバと冷麺のセットを食べたりと思いっきり韓国を懐かしんで来た。そう、途中で嫌な目にも遭ったが久しぶりの韓国はまるで長いこと会っていなかった友達と再会できた気分でもあった。