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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

逆打ち遍路日記2016夏(12) 札所77番道隆寺

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【2016年8月7日(日)】

 札所78番郷照寺を出発すると県道33号線をそのまま西へ向かう。宇多津を過ぎると丸亀の市街に入り、この当たりは車の量も増えてくる。

 3時を回って西日がまぶしくなってきたのだが。あまりにまぶしすぎるので疲労も激しくなっていることに気づき、そんなに時間はないのだが丸亀の町を過ぎた先のコンビニで休憩し、ここでおにぎりを食べて休んだ。このコンビニが次の札所77番道隆寺のすぐ手前だった事を知ったのはそのすぐ後の事だった。

札所77番 桑多山 明王院 道隆寺(香川県多度津町)
真言宗醍醐派 開基:和気道隆 本尊:薬師如来
観光地としてのおすすめ度:★ 近場での食事:△ 巡礼用品調達:○ わんこ同伴:○
交通の要所多度津にある霊験あらたかな目直し薬師の寺。納経所前の冷たい水が夏場はとてもありがたい。
(おすすめ度は個人的感想に基づきます)
 もともと目が悪い僕はこの郷照寺では特別な願をかけている。このお寺には目直し薬師と呼ばれる江戸時代の多度津京極藩主の三男で典医、京極左馬造の墓所がある。左馬造はもともと盲目だったもののこの寺の薬師如来に祈願をして視力を取り戻し、後に御典医となった。この墓所を潜徳院殿堂といい、ここに願掛けをすると眼病に良いと言われている。納経所に眼病治癒のお札がありそれを毎回納経の度にいただいている。「め」の字を歳の数だけ書く祈願用紙がお札と一緒についていてこれに目の字を書いて祈願をしてもらう。基本は郵送らしいがお寺に直接取りに行き、その場でめの字を書き入れてその用紙を納経所に託すこともできる。そして潜徳院殿堂でお参りをする。

 そんなわけでこのお寺に来るといつもよりも時間がかかる。お寺の山門脇に数台車が駐められるスペースがあるが、今回はオフシーズンと言うこともあってなんとか車が駐められた。山門を入ると正面奥に本堂があり、そこまでの間に観音像が立ち並んでいる。左側に納経所、そして水場がある。鐘楼は山門から見て右側。

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◆道隆寺境内 左:本堂 右:大師堂(2015年秋撮影)
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◆道隆寺本堂 両側に観音像が立ち並ぶ

 この納経所前の水場にはウォーターサーバーがあり、夏場にはありがたい冷たい水が飲める。それだけでもこのお寺の印象は良い。ただし境内にはほとんど木がなくて時間帯によっては日陰がほとんど無くなってしまう。

 わんこも日陰につないでおいたが、この時間になると暑さも急に和らいで問題はなくなってくる。とりあえず今日の暑さも峠は越えた。

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◆4時過ぎくらいに打ち終えました

 本堂、大師堂を打ち終えてご朱印をいただくと続いて潜徳院殿堂へお参りをする。お参りの手順は普通の本堂や大師堂よりも長くて時間がかかる。まずは祈願用紙に「め」の字を歳の数だけ書かなければならない。来る度に書く数も増えてくるのは当然のこと。しかし同じひらがなを繰り返し書いているといったい何を書いているのか一瞬わからなくなる事がある。次に潜徳院殿堂で読経をするが、特別な光明などとともに般若心経を3度唱えるので時間もかかる。
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◆目直し祈願のお札と祈願用紙

 こうしてすべてのお参りを終えるともう一つの楽しみが門前にある「サンエイ」という巡礼用品店だ。このお店は善通寺に仏具を納入しているだけあって品揃えは豊富、端から見ればなんてマニアックな店なんだろうと思うくらいだが、遍路にとってはあれもこれも欲しくなるような物が揃っている。前回はこのお店で新しい数珠を買ったが、今回これと言って要りようなものもなく、長居をすればするほど無用なものを買ってしまいそうなのでTシャツだけ買って店を出た。ママは菅笠を止める紐を買っていたがこれがかなりの優れ物のようで便利だ便利だとその後何度となく言っていた。

 時計を見るとすでに4時を回っていたので買い物もそこそこに次の札所76番に向けて車を走らせた。厚さが峠を越えただけでもちょっと気が楽になった■

※ご注意
 このブログの記事はペット連れで四国巡礼をされている方にも参考になるように書かれており、それぞれの札所毎に愛犬を連れて入山ができるかどうか明記してあります。
 ただしこの明記はペット連れとして必要最低限のマナーを守った上でのことであります。境内で粗相をしないようにできるだけ事前にトイレを済ませてから入山すること。もし粗相してしまったら必ず片付けること。本堂や大師堂の段までわんこを上がらせないこと。もちろんノーリードなんて言語道断です。今後マナーの悪いペット連れが増えると札所の方でも入山を規制するなどの防衛策をとるかも知れませんし、それはごく当然のことだと思われます。
 ペット連れOKとは書かれた札所であっても必要最低限のマナーは守り、他の巡礼者や参拝客に迷惑をかけないよう最大限の注意を払うようにお願いいたします。

by fibich | 2016-08-22 13:39 | わんこといっしょ | Comments(0)

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