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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『(習作)西湘』

左手に海
強い風を受け
全身の感覚が
一斉に目を覚ます
忘れかけていたものが
体のあちこちで思い出す
西へ向かう道は
常に左手に海
スロットルから下される指令が
さらに強い風となって
全身に答えてくる
記憶の目覚めに
体のあちこちで呼びかける
その道の続きは
よくわかっている
けれども今日はいつもとは違う
左手の海は輝いている
目の前にそびえる連山は
絶えず左右へと動き
僕一人だけが強い風を受けて
時速80キロで進み続ける
イグゾーストノートは心拍数を上げ
僕は輝く海沿いを
まっすぐ西へと
ひたすら西へと
強い風を受けながら進んでいる
全身が絶えず何かを思い出し
そのたび強い風が
その部分を冷やしてなだめているようだ
鉄馬よ進め
僕をその先へと連れて行ってくれ
見慣れた風景の向こうにある
新しい何かを
思い出させてくれ
by fibich | 2005-08-15 22:32 | | Comments(0)

詩と写真の日記
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