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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

今日ものんびり都電荒川線

【2015年5月10日()】

 連休さんざん遊び回って疲れがまだとれないのに日曜日は再びお出かけ。今回は車は使わず公共交通機関を利用した。行き先は都電荒川線沿線。事の始まりはママが飛鳥山公園に行ったことがないというのでそれじゃあ行ってみようかと思い立ち、いつものようにサンドイッチを作る。今日はカツサンドを作った。

 公共交通機関は以前より積極的に利用していて我が家のわんこはなんの問題もない。まずはJR王子駅まで電車を利用する。最近になって東海道線が東京よりも先へ運行されるようになって(神奈川県民には余計なお世話なのだが)上野まで東海道線に乗り、上野からは京浜東北線で王子まで。

 この電車の話はこの日に限って言えばあら便利になってと言いたくなっちゃいそうだが、東海道線が東京始発でもなくなってしまうので東京より西に帰る人は座って帰れなくなりものすごい不評。

 王子駅の駅前から飛鳥山公園へ続いているインクラインが無料なのでちょっと利用し、まずは飛鳥山公園に到着。

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 あまり紹介しないが公共交通機関を利用するとき、チャイとラーレは専用のキャリーバッグに入れる。このバッグはまだラーレがいなかった頃から愛用している横須賀のMr.Backmanのキャリーバッグ。ちょっと窮屈だけどチャイとラーレが一緒に入れる。残りのエルマはママ愛用のラグスターのスリングに入れて運ぶ。

 チャイはこのキャリーバッグが大好きで家でも入口を開けておくとすぐに入り込む。お出かけが好きで入るのでなくて写真のように目的地について出そうとしても出てこないくらいこのバッグがお気に入り。

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 飛鳥山公園と言えば桜というくらいで、公園の大半は桜の木。この時期特にきれいな花は咲いていないが初夏の木漏れ日の中歩くのが気持ちいい。(ただし写真は撮りづらいんだよね)

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◆そんなわけで記念撮影は陽の当たるところで

 到着してすぐにお腹も空いてきたので早速カツサンドを食べることに。

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◆わんこにもちょっとだけパンの耳を

 さわやかな風が吹いて木漏れ日も気持ちよく、この時期の飛鳥山公園もまたいいものかな。
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 カツサンドを食べると再び王子駅に戻り、ここから都電に乗り込む。

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 都電で向かう先は庚申塚。ここから巣鴨までの間はあの有名なおばあちゃんの原宿、地蔵通商店街が続いている。次なる目的地はこの地蔵通商店街とそこにある高岩寺、通称とげ抜き地蔵。

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 地蔵通り商店街は日曜日は歩行者天国になるのでわんこの散歩にもいいかと思ったのだが、車が来ない代わりに自転車がでかい顔して通り過ぎるので危ないことには変わらないのかも。
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 地蔵通りも庚申塚側はそれほど賑わいもなく、巣鴨駅側とくらべても歩きやすい。ただしめぼしいお店も疎らでとげ抜き地蔵に近づくにつれああ巣鴨だなと感じる。

 いうなればご老人向けのお店や商店が並ぶのかと思いきやそこは高岩寺から巣鴨入口あたりのことで、そうでない場所は普通に居心地のよい商店街って感じの佇まい。僕もこれまでに何度となくここには来ているが毒々しいものも皆無で人に優しい雰囲気と低刺激な和やかムードがとてもよい。大嫌いな東京にあっても珍しく好きな場所の一つだ。

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 高岩寺は日曜日にしては人が目を血走らせて殺到するということもなく、いつも行列を作っている身代わり観音様の行列でさえも並んでみようかなという気分にさせられた。

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◆最近はたわしでなくタオルで洗う

 とげ抜き地蔵にお経を唱え、観音様も洗ったので再び元来た道を庚申塚に向けて歩くと途中でママがきになる看板を発見。まるでNTVの「ぶらり各駅停車の旅」みたいなノリ、よく見るとそこには海鮮丼500円と書かれている。

 ウソだろうと思って店をのぞくと0のつく日は本当に税込みで海鮮丼500円。ご飯増し600円、ネタ増しは700円。しかもバリエーションが多くて目移りしてしまう。先ほど飛鳥山公園でカツサンドを食べたばかりなのにまたここで海鮮丼を買い求め、となりの郵便局前のベンチで食べた。
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◆さんざん迷ってえんがわ丼、選択は大当たりでした

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◆こんなくらいがわんこの散歩には適しているかな
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◆地蔵通商店街がよく似合うわんこ、エルマ
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◆庚申塚駅近くにある猿田彦大神
正月、節分以外にも年に6つの祭りが行われる
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 再び庚申塚から都電で今度は雑司ヶ谷まで移動。雑司ヶ谷と言えば地味な住宅地だがここには知る人ぞ知る雑司が谷霊園という有名な墓地がある。何が有名かというとここには著名な人物の墓が多い、かつてここをじっくり一日かけて歩いて回ったこともあるが、時間も時間なので主な著名人だけお詣りした。以下お詣りしたお墓の写真。

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◆初代江戸家猫八(1932年没)・三代目江戸家猫八(2001年没)
 
 子どもの頃はまだ三代目猫八がご健在で、その息子が子猫だった。いつしか子猫は四代目猫八になっていた。
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◆永井荷風(1959年没)

 学生の頃やっぱり「ふらんす物語」を読んで日頃外国には関心がなかったのにふと外国にも行ってみたくなるものだと思うことがあった。若き頃の思い出の一つ。

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◆小泉八雲(1904年没)

 言わずと知れた「怪談(Kwaidan)」の著者、耳なし芳一の話などはとても知られている。わんこも記念撮影。

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◆泉鏡花(1939年没)

「婦系図」「外科室」など、どことなく謎めいてちょっと冷ややかな印象を受けるファンの多い作家。
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◆大川橋蔵(1984年没)

 言わずと知れた昭和の大俳優。と言いたいのだが最近の人はまずもって知らないのだろう。
 
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◆竹久夢二(1934年没)

 今だ熱狂的なファンの多い叙情派詩人、彼の挿絵は彼の名前を知らずとも見たことのある人は多いはず。唱歌「宵待草」の詞も有名。
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◆夏目漱石(1916年没)

 個人的には最近になって前後期三部作、合計6作品をすべて読んだこともあってもっとも御参りしたい文豪だった。現在朝日新聞で「それから」が再連載されているので読んでいるという人も多いかと思われる。「それから」はエンディングが壮絶なので新たによんでいる人はどう受け取るのか興味ある。このブログが以前よりも文語体になったのは偏に漱石の影響がある。(別に真似ているわけではなく、どうしても文語体でしか書けなくなってしまったのだ。)
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◆ジョン万次郎(中濱万次郎・1898年没)

 遠い足摺岬の万次郎碑を見て真っ先に思い出したのがこの霊園にある墓だった。そして万次郎の墓の右隣が…
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◆東郷青児(1983年没)

 洋画家、独特なタッチで一度見たら他の作品もああこの人の絵だなとすぐにわかる。ということで名前は知らなくても絵は知っているという人も多いのではないだろうか。

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◆いずみたく(1992年没)

 数多くの名曲を手がける、誰でも知っている唄は「見上げてごらん夜の星を」「夜明けのスキャット」「手のひらを太陽に」など多数。狸小路商店街の唄も実はこの人の作曲。

 時間がなかったのでこのくらいしか見て回れなかったが、案内図片手に歩き回ってかつての歴史的著名人と向かい会いながら静かな時を過ごすなんてのも乙なもので、実際にそういった観光目的でやって来る人は少なくない。しかしなんだね、わんこ連れてとなるとどうなんだろう(笑)

 雑司ヶ谷を離れると時間もなくなる。一つとなりの鬼子母神前まで行き、参道を歩いて鬼子母神までのんびりゆく。この一帯もどこか都会の喧噪を離れた静かなところ。

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 参道の入口、200メートルほど歩くと左に曲がれば鬼子母神は目の前。鬼子母神も久しぶりに来たがここはお寺で寺号は法明寺という。鬼子母神の伝説についてはここでうろ覚えを書くよりはこちらをご覧ください。
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◆境内にはお稲荷様も

 
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 鬼でなくなった鬼子母神には「鬼」の字に角がない。これが入谷の鬼子母神とは違うところ。

 境内のとなりには小さな公園もあり、そこでちょっとわんこを遊ばせてみる。

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◆ちょっと怖そう
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 鬼子母神を出る頃には5時も回っていた。鬼子母神前駅のすぐ近くにおいしいメロンパンという店があったのでメロンパンを買う。いい匂い漂ってまるでステラおばさんを思い出すのだが、ステラおばさんのクッキーがおいしいと思ったことは一度もなく、このメロンパンもそこまで似なくてもいいじゃんと思うほどステラおばさんそっくりだったのが残念。

 都電に乗り今度は一気に三ノ輪橋まで、その間は疲れていたので前後不覚に寝ていた。

 これまでの高岩寺、雑司ヶ谷霊園、鬼子母神などなどすべて豊島区(だと思う)なのに対し、終点三ノ輪橋は荒川区。同じ東京都かと思うくらいの違いがある。

 三ノ輪橋商店街はなんとも懐かしい感じのするアーケード商店街で、我が家は近くにアーケード商店街がない(強いて言えば鎌倉くらいか)のでフラフラ歩きたくなる。

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◆三ノ輪橋商店街
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◆商店街のお総菜屋、お弁当(わりと大きい)280円と破格

 お総菜屋でなんとコロッケが30円で売られていたのでちょっと食べてみたらこれがけっこうおいしく、もう帰ってから夕飯作るのも面倒くさくなってここでお総菜を買って晩ご飯はそれで済ませちゃおうということになった。家まで持ち帰るのも大変だがどれもみなおいしかった。こんなお店が我が家の近くにも欲しい(昔はあったんだけどね)
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◆アーケードの似合うわんこ、エルマ

 商店街をふらふら歩き回り、お散歩のポメちゃんとの交流もしつつ時間も気にかかる頃となる。ここで本来は日比谷線三ノ輪から上野に出てしまえばいいのだが、せっかく一日乗車券を買ったので再び三ノ輪橋から王子まで戻って帰ることに。

 しかし帰りは先ほど書いた東海道線が繋がった部分のおかげで横浜であった人身事故の影響をもろに受けてしまいまず上野東京ラインの区間が運行停止、(というよりは神奈川県方面だけ運行停止)となり、電車を乗り継いでやっと帰り着くといった結果になってしまった。最後だけちょっと残念。JR東日本にはこんなバカな列車の運行はやめて東海道線を元に戻してもらいたい。神奈川県側の人間の8割近くが上野東京ラインで迷惑を被っていると聞いたことがある。別に宇都宮線や高崎線と繋がっても神奈川県側には何のメリットもない。湘南新宿ラインだけで十分。

 さて、都電荒川線のこのお散歩ルートもいいのだが、どことなく欲張りすぎてどれか一つははずさなければのんびりできないなと反省、さらに王子から荒川区方面にはどこにも行っていない(正直なところ言ってしまえば見所に乏しいってのが最大の原因だが)ので、そっちの方も(なんとか見所見つけて)散策したいものだ。
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◆都電荒川線、この沿線はまだまだ面白い場所が残っている

 さんざん連れ回したのでわんこは帰ってきたらご飯も忘れてコテンと寝ちゃいました。ご飯だけちゃんと食べさせあとは好きなように寝させ、我々は三ノ輪橋商店街で買ってきたお総菜で簡単だけれどもおいしく夕食を済ませました■

by fibich | 2015-05-12 01:07 | わんこといっしょ | Comments(0)

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