2004年 04月 28日
【詩】『疲れたバス』
疲れたバスは
闇を切り裂いて
家の灯目指して
黙々と走る
疲れたバスの中
疲れた人たちが
家の灯だけを考えて
じっと目を閉じている
疲れた女は
乱れた髪も気にせず
家の灯目指して
口を閉じている
疲れた男は
窓の外の闇を見つめ
家の灯はまだかと
苛ついている
疲れたバスに乗って
家に帰ろう
明日は休みだから
闇を切り裂いて
家の灯目指して
黙々と走る
疲れたバスの中
疲れた人たちが
家の灯だけを考えて
じっと目を閉じている
疲れた女は
乱れた髪も気にせず
家の灯目指して
口を閉じている
疲れた男は
窓の外の闇を見つめ
家の灯はまだかと
苛ついている
疲れたバスに乗って
家に帰ろう
明日は休みだから
by fibich
| 2004-04-28 23:16
| 詩