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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『百年前の言葉』


 今から百年が過ぎ
 僕も僕を知っている人もみな
 この世からいなくなったとしても
 僕の言葉は
 語り継がれているだろうか
 僕の知らぬ場所知らぬ人が
 読み人知らずの言葉として
 僕の今日綴る言葉を
 語りついてくれるだろうか
 その可能性がまったくないとは言えない
 けれどもそんなことは到底
 考えられないことでもあるけど
 今から百年が過ぎ
 僕がとうにこの世からいなくなっても
 僕が残した言葉は
 まだこの世に残っているのだろうか
 百年前の言葉として
 百年前の人間も
 今と変わっちゃいないなどと言われながら


by fibich | 2005-03-04 23:48 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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