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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『一里塚』

一里塚 三里塚
城への路も野に埋もれ
春も過ぎ 秋も過ぎ
季節も停まらぬ筺の中

宵闇の紐ほどけ
人は流れて散り散りに
窓硝子反射して
寒さの庭に花も咲く

枝のない木を眺め
蝉はいずこと戸惑えば
車塚 下馬の辻
社会の渦が立ち上がる

邪な追従に
正義の人は待ちぼうけ
星のない空の下
茜に燃える街を見る
by fibich | 2005-02-09 23:30 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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