2004年 04月 12日
【詩】『すべての戦争が終わった朝のソネット』
朝が来た 地球上に朝が来た
光射す窓辺はいつものように輝いていた
昨日まで戦があった街は 静まりかえっていた
アジア 中東 ヨーロッパ アメリカと順々に朝が来た
日が昇っても 振り子時計が時を告げても
何も変わらない朝が今日も始まった
嘘のような現実が風のように去った
あれだけ多くの人々が血を流し続けていたとしても
もう何も迷う事はない もう何も悩む事はない
静かすぎる朝が今日から永久に続くから
全ての戦争が終わった朝が地球の再出発を祝福する
悪夢のような地球の表面がこれ以上痛む事はない
もう二度とは争いが起こる事はないから
恨みも悲しみも喜びさえもない世界が胎動する
光射す窓辺はいつものように輝いていた
昨日まで戦があった街は 静まりかえっていた
アジア 中東 ヨーロッパ アメリカと順々に朝が来た
日が昇っても 振り子時計が時を告げても
何も変わらない朝が今日も始まった
嘘のような現実が風のように去った
あれだけ多くの人々が血を流し続けていたとしても
もう何も迷う事はない もう何も悩む事はない
静かすぎる朝が今日から永久に続くから
全ての戦争が終わった朝が地球の再出発を祝福する
悪夢のような地球の表面がこれ以上痛む事はない
もう二度とは争いが起こる事はないから
恨みも悲しみも喜びさえもない世界が胎動する
by fibich
| 2004-04-12 00:49
| 詩