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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『下界』

下界の眺めは
さぞかし美しいのだろうな
早くこの目で眺めてみたいな
自分のまさに今いる世界を
どこか高い場所から
見下ろしてみたくなる

さぞかし美しいのだろうな
いつまでも
見とれていられるのだろうな
この現実すべてを投げ捨てゝ
今すぐにでもそこへ行きたい
行ったきり
二度とは戻りたくない

下界の眺めは
さぞかし美しいのだろうな
そんな眺めを目の前にできたら
もうあとは
何も要らない
by fibich | 2004-10-02 23:43 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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