2020年 12月 13日
その後の日記 (10)
前回の日記からそろそろ二週間。寝床にも大分慣れてはきた。しかし肝心の腰の状態はお世辞にも良いとは言えず、毎週末レントゲンを撮っては悪化はしていないという何とももどかしい診断で終わる。
病状は悪くはならなくても良くもなってはいない。そうしている間にも腰の痛みは容赦なく、外に出て歩くどころか家の中でも動きが制約されてしまうほどに痛みが激しくなっている。立つ、歩くでさえもつらい時もある。腕を前に出すこともできず、手を洗うこともできない。もちろん食事したあとの食器も洗えない。
痛みの激しいときは横になっていても疼痛がする。入院していたとき、手術前がまさにそうだった。まああの時はもっと痛かったし、寝返りもできなかったから今とは比にならないが。
先週の通院であまりにも痛みがひどくなる一方だったのでブロック注射を打ってもらったのだが、それすらもあまり効果がなかった。この様子を見て主治医は決意したのか、来月再入院、再手術をすると言い出した。
このような事だけは何がなんでも避けたかった。その一心で日常の動きにも気を遣い、和式生活を改め、椅子やベッドまで買ったというのに。全ては無駄な結果に終わってしまった。思考も停止し、何も考えられなくなった。これまでの努力は全て徒労に終わった。
思えば入院前から全てが悪い方悪い方へとしか動いていない。こうなれば良いのにと考える事はどれ一つそうにはならない。
入院は前回ほどに長期にはならないと思うが、これで恐らく春以降も闘病が続くのだろう。あまりに気落ちしてこの日記ももう書くのをやめようと思っている■
#
by fibich
| 2020-12-13 03:10
| 日常の話