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韓国の国鉄は日本の鉄道に比べて失礼な言い方をすれば遅れている。しかしその遅れ具合は逆に旅情をぐっと盛り上げてくれるものである。

韓国の鈍行列車、トンイルホ(統一号)はかつてはオンボロ客車を機関車が引っ張るスタイルの列車だったのだが、現在は激しくディーゼル化されており、旅の風情が感じにくくなってしまっている。

プサンを夕方4時過ぎに出発するトンデグ行きのトンイルホがある。プサンからトンデグまではキョンブ(京釜)線経由なら2時間もしないのだが、チュンアン(中央)線経由でウルサン(蔚山)やキョンジュ(慶州)を通るルートを選ぶと倍以上の時間がかかる。しかし僕はあえてこのルートを選び、キョンジュまでの汽車旅を楽しむのが好きである。

韓国の鉄道旅は沿線の素朴な人々との触れあいも楽しめる。列車の中では多少騒いで遊んでもそこは大目に見てもらえ、誰も目くじらを立てて煩がったりはしない。かつての日本でもグループで旅行するとトランプなどをして盛り上がる光景があったものだが、それがいつしか新幹線での旅が当たり前となり、列車の一つの風情というものが日本では徐々に失われてしまったような気がする。特にJR東日本では長距離を走る電車でも平気で通勤型のロングシート車両がやって来るのだから、もう鉄道に旅情やロマンなど微塵も感じられない。

プサンを出たトンイルホはだいたい冬であればヘウンデ(海雲臺)からソンジョン(松亭)の美しい海岸線を通るあたりで日が沈む。進行方向右側に座っていればきれいな海岸線を眺める事ができるのである。

そこから先は日も沈んで暗くなってしまうのだが、蔚山に近づくに連れ工業地帯が広がり、化学工場などの明かりが散在するのがみえる。それがまたとても艶やかで地上に散らばる星空のような美しさなのだ。

蔚山を離れてキョンジュへ向かうと海岸線からは離れてしまうのだが、沿線の街の灯が次から次へと現れては消えてゆくそのスピードが今の日本の列車よりも緩やかで、これもまた旅情をそそるのである。

高速になれば確かに便利ではある。しかし移動が高速になれば必ず何かを忘れたまま旅をしなければならない。鉄道旅に魅力を感じられなくなったのはその速度と先ほども描いた列車の中の空間である。

願わくばこの列車がディーゼル化されてないことを祈る。しかしディーゼル化されていたとしても、車窓からの風景が変わる事はないと思う。
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アヤ・ソフィア寺院前にいたニャンコ
きっと敬虔なムスリムなのだろう
目つき 日本のニャンコと
ちょっと違うもんね
ちょさびさびの
ほえへえれ
こだぢぬぐだまるでゃ
なじょしだ
へえれへえれこだぢ
足も伸ばせるでゃ
こごさ来え
柿でももいだるでゃ

なじょしだ
おめへやみでねが
なじょしでそえさ所
じっどしてる
こごさ来え
柿け
ああわがだでゃ
おめえしょしのげ
この子とほんとは
さびりてんだの

ほれへえれ
ぬぐだまるでゃ
この子だって
おめへえるの
まいでるでゃ
なんぼもさびらねでも
ねげねでおめの事まいでるでゃ
ぬぐだまるでゃ

おめもぞぱりで
めごぐねの
ほえへえれ
こだぢ
ぬぐだまるでゃ
柿け
ちょさびさびの

(庄内方言・対訳は省略させて頂きます)


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「冬のソナタ」など韓国ドラマが流行ってるけど
一昨年暮れに韓国で見たコレ
これ日本でもオンエアしてくれないかなぁ
かなり熱かったんですけど
a0004070_231156.jpg【お題】月没

沈んでいきます 赤々と
誰に見届けられるでもなく
大きな月が
波間へと姿を隠していきます

時間の坂道を緩やかに滑るように
今日の月が沈んでいきます
身勝手な祈りや
くだらない嘆きをぶら下げられ
美しい月が
静かに沈んでいきます

地球の夜の部分に空いていた穴は
静かに姿を消し
散り散りの星空が
再び戻ってきます