2004年 08月 24日
【詩】『夏の幻想 35』
向日葵が枯れていた
ぎっしりと実が詰まった顔は
くたびれきったように
下を向いていた
この暑さで干上がってしまったかのように
夏の陽射しの下
うなだれていた
小さな鳥がやって来ては
うなだれた顔を
つついていた
二つ三つ種をつまみ
ポケットの中に入れて
家へ持ち帰る
ぎっしりと詰まった夏が
ポケットの中
揺れていた
by fibich
| 2004-08-24 10:12
| 詩
2004年 08月 24日
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