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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『詩人の私』

私は詩を綴っては
日々の糧にしています
知らない誰かが私の詩を読み
つまらないと思ったところで
私の詩は突然変わったりはしません

私は詩を書くことを
日々の仲間には言っていません
誰も私が詩を書くことなど
想像もできないことなんです
敢えて言ってみたところで
私の詩は突然変わったりはしません

私の知らないところでもしかしたら
私の詩を読んで退屈している
私の日々の仲間がいるかもしれません
その詩を書いている人物が
すぐ近くにいることを
気づくことなく
私もまたすぐ近くにいる仲間が
私の詩を読んでいることなど想像できません

そこに言葉があることだけは
紛れもない事実なのに
その言葉が誰のものなのか
わからないこともあります
私の言葉は
あなたに伝わっていますか
私の言葉は
今日も生まれ続けます
by fibich | 2004-03-20 19:00 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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