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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

遍路報告(8/2)

7月31日

先の日記にも書いたようにフェリーに乗って退屈な時間を過ごす。夜10時に消灯するとそのまま強制的に寝る。寝るって言ったって眠れるでもなく、時々起きあがって時計を見ると1時間くらいしか経っていない。そんなことの繰り返しだ。

8月1日

昼の1時過ぎにフェリーは徳島に到着。到着後わりと早く出発もできた。徳島港から一気に1番霊山寺へと向かう。途中一度ドラッグストアで蚊取り線香など入り用なものを買う。

霊山寺に着いたのが2時台。寺の隣にある遍路用品や店で菅笠、笈摺(おいする;袖無しの簡易式白衣)を買う。霊山寺でもお札や数珠など遍路用品を一通りそろえて出発。

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ただしこの日は出発時間が遅かったこともあって5番地蔵寺までしか打つことはできませんでした。地蔵寺で善根宿を紹介してもらったがそのやどは歩き遍路専用のもの。初日は野宿にしようと考えていたが吉野川沿いにはこれといった場所もなく、徳島線の無人駅を片っ端から見て回り、結果として西麻植駅にステビー(ステーション・ビバーク;駅寝のこと)をすることにし、10番切幡寺の近くにある金清(かねきよ)温泉で風呂に入り、その後お札を書き続けた。

再び西麻植駅に戻り最終列車も出ていよいよここで寝ようと思ったとき、わけありのカップルがいきなりやってきた。どうやら二人して家を飛び出して朝一番の列車で徳島へ行くらしいのだが、当然のこととても落ち着かず駅横にある広場にテントを張って寝た。結果としてはちゃんと寝られたのでこれはこれでヨシだった。

8月3日

遍路報告(8/2)_a0004070_21385897.jpg


昨日キャンプした西麻植駅から最も近い11番藤井寺から打ち始め、その後6番安楽寺までを逆打ち。その後は難所12番焼山寺を打ち最終的には17番井戸寺まで打つ。本当はその先も打てたのだが雨風がだんだんと激しくなってきてこれ以上は無理(特に風)と判断し徳島のホテルに宿泊。

嵐が激しくなる前に夕食を食べに出かけ台風に備えている。現在宿でこれを書いているが窓の外は大荒れの天気だ。
by fibich | 2007-08-02 21:41 | ライダー日記

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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