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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

二十の扉

この日記はmixiに投稿したものとほとんど内容は同じです。

戦後まもなく「二十の扉」というラジオのクイズ番組が非常に流行った。

この「二十の扉」を今日小学校五年生の国語の授業でちょっと試してみた。

このゲームは言葉当てゲーム。国語の余興としてもぴったりである。

ルールはいたって簡単。任意の言葉を選び、回答者(4人が理想)以外に教える。
回答者は順々に「それは~ですか。」や「それは~しますか。」という質問を
司会にする。その質問の内容に対して回答者以外の者が拍手で反応する。
4人回答者がいた場合は1人5回、合計20回の質問をするまでに答えを出せば良い。
これまでの質問と非回答者の反応でだんだんに言葉がしぼられていく。
ラジオ番組だったときはゲスト4名とレギュラー1名の合計5名で行われて
いたらしい。

今回授業では生徒数9名だったので3つのチームを作り、各チームから回答者を
1人出して1人あたり7回質問できる「二十一の扉」にルールを変更して行った。

ラジオ番組が放送されていたときには20回の質問で答えが出るのは八百長だと
騒がれた事もあったらしいのだが、今日このゲームを小学五年生で行って
わかったことは20回の質問でほとんど答えを出せることである。そしてこれは国語が
苦手な子でもするどく答えを出したりすることもあった。さらに回答者も非回答者も
全員がゲームに参加できるためみんなが夢中になれる。

実際に何度もゲームを試し、最後に「おもしろかったかな。」と訊いてみると
とても面白かったからまたやりたいと全員が満足したようだった。さらには
隣の教室で数学の授業を受けていた小学6年生連中(中学の準備ですでに数学の
授業を受けている。)が休憩時間中に、
「解答者はもっと声を大きく答えさせてよ。」
などと言ってくる有様。要するに隣の教室で盗み聞きして一緒に答えを
考えていたらしい。

こんなおもしろいゲームが戦後まもなく流行したということにも驚くが、自分で試して
みて本当に面白いとあらためてビックリ。このゲームは司会の進行次第で
もっと面白くなるようだが、とりあえず子供たちは大喜びだったので良かった。

塾の仕事でも時々はこういったアトラクションを行う。特に年度末になると
ガチガチの勉強ばかりではつまらないのでこういったイベントを行うが、
塾でなくてもこういったイベントで何をするか迷ったときにはこの「二十の扉」を
やってみるのも良いかも知れない。

あまりに好評だったのでまた時間ができたら必ずやってと約束させられて授業を終えた。
by fibich | 2007-03-05 02:39 | 日常の話

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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