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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『人間 2』

人間はその夢がついえる時
消えて行く虹を見ます
愛した人すべてを
手放すときがきます
それでも愛する人のために
その愛のために
絶望してはいけないのです
最後の最後まで
たとえ終わりがあると知らされていても
絶望だけはしてはいけないのです

叶えられなかったこと
願い 想い 祈り
全て必ず誰かゞ
引き継いでいくものなのです
あなたの愛も
必ず誰かゞ
胸のうちにとゞめて
やがてその人が去り行くときには
また別の誰かゞ
引き継いでいくものなのです
そしてあなたの足跡から
やがて新しい希望が生まれるのです

いつか生まれ変わるときに
あなたは自分の足跡から
美しい大樹が根をはっている事に
気づく事でしょう

人間は誰かの夢がついえた時
必ず引き継ぐ者の存在に
気づかずに去っていくものでしょう
人間がいつか生まれ変わる時に
すこしでもその夢に近づくように
誰かゞ必ず
どこかで必ず
その愛と希望は
受け継がれていくものなのです
そしてその中で
いつまでも人間は生き続けていくのです
by fibich | 2004-06-03 19:17 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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