ブログトップ | ログイン

幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『記憶の海岸』

この海岸に来るのは
いつだって一人と決まっています
漆黒の闇の向こう
波の音が繰り返し届いてきます

闇にそっと枕し
見上げれば無数の星が瞬いています
波はそっと闇越しに語りかけ
僕もそれに耳傾けてみます

数年前の同じ場所
デジカメで撮ったあの写真は
もう消えてなくなってしまいました

写真の中の真剣な眼差しが
今でも脳裏から離れずとも
この海岸には決まって一人で来ます



by fibich | 2005-11-30 02:07 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31