2005年 11月 30日
【詩】『記憶の海岸』
この海岸に来るのは
いつだって一人と決まっています
漆黒の闇の向こう
波の音が繰り返し届いてきます
闇にそっと枕し
見上げれば無数の星が瞬いています
波はそっと闇越しに語りかけ
僕もそれに耳傾けてみます
数年前の同じ場所
デジカメで撮ったあの写真は
もう消えてなくなってしまいました
写真の中の真剣な眼差しが
今でも脳裏から離れずとも
この海岸には決まって一人で来ます
いつだって一人と決まっています
漆黒の闇の向こう
波の音が繰り返し届いてきます
闇にそっと枕し
見上げれば無数の星が瞬いています
波はそっと闇越しに語りかけ
僕もそれに耳傾けてみます
数年前の同じ場所
デジカメで撮ったあの写真は
もう消えてなくなってしまいました
写真の中の真剣な眼差しが
今でも脳裏から離れずとも
この海岸には決まって一人で来ます
by fibich
| 2005-11-30 02:07
| 詩