2004年 02月 21日
【詩】『アイノウタ』
あいとくちにするのがてれくさいから
いつでもぼくはくちぶえをふく
のんびり のほゝんと
うたをかぜにのせて
たしかなきもちがとんでいく
あいとくちにするのがてれくさいけど
いちからぼくはうたいなおす
のばらにさゝやきかけるように
うつくしいものをうつくしいと
たゞそれだけをつたえるため
ときどきうしろをふりかえって
どのくらいすゝんだのか
いまというこのしゅんかんに
てれわらいをしながら
まよいながらも きょうもまた
すゝみつゞけたこのときを
かさねていきたいのです
あいとくちにするのがてれくさいから
いつまでもぼくはうたいつゞける
のそのそとちかづくはるのように
うまくことばにはできないから
たゞひたすら メロディにのせて
by fibich
| 2004-02-21 02:09
| 詩