岩泉1

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【2017年5月4日(木)】

 三陸旅行二日目の宿は岩手県岩泉町だった。ここの大川屋旅館がわんこと一緒に泊まれるという情報を得て問い合わせてみたところOKだったので予約を入れた。楽天などの宿泊予約サイトにも載らない川釣りの宿だ。

 茂市から山の中を延々と走ること1時間半ほどで宿に到着。この宿のある大川という集落は町の中心部の岩泉からも離れていて本当に知る人ぞ知る場所である。宿のすぐ後ろには大川が流れ、夜に到着したときは川の流れる音ばかりが耳についた。ここで生まれた人はきっとこの川の流れる音を聞きながら育ったことだろう。

 宿に入るとまずは部屋に通される。トイレと風呂は共同ではあるが部屋は8畳間が二つの本当に贅沢な和室だった。

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◆大川屋旅館の和室

 わんちゃんは自由にさせていいですからと言われたが、さすがに粗相などをされると困るので必要最低限の事はしたが、宿の中も自由に歩かせてくださいと言われて逆に戸惑う。その自由さといったら去年暮れに止まった南紀白浜の「犬御殿」以上である。探せばまだこういった宿があるんだなと思った。それには事情もあった。

 夕食がすぐに用意されていて1階の居間に通されるが、想像以上にすごい料理でびっくり。さらにご飯は松茸ご飯だった。

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◆大川屋旅館の夕食

 山間の宿だけに山菜もあれば、さすがに三陸海岸にも面している岩泉だけのことあって新鮮なホヤの酢の物やカレイまで出てきた。さらにこの宿を定宿にしている釣り客の方のご厚意でヤマメの唐揚げまで出てきた。

 暗くなってからの到着だったので周囲は静かでお散歩にも出てみたが本当に人っ子ひとり見かけないほどの山村の集落だった。部屋から聞こえてくるのは川のせせらぎの音だけでそれが却って気にかかるくらいに静かなところだ。

 部屋でのんびりとしていたがママは疲れたのかわんこ共々さっさと寝てしまい。僕は僕で連休の特番なのだろうがNHKで星野源が生放送をやっていたのでそれに見入っていた。なんだか気分が和らいだところで就寝。

 この日の移動は多賀城を出て女川→南三陸(歌津)→気仙沼→陸前高田→大船渡→山田→茂市→岩泉とかなりの長距離移動だった。




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【2017年5月5日(金)】

 通常5時頃には目を覚ますのでこの日も例外なく5時前くらいには目が覚めた。ジッとしているのもつまらないのでわんこを連れてちょっと近場を散歩してみる。北国の遅い春が花を咲かせ、とにかく色んな花が咲いているのに気づいた。桜も蓮華もチューリップも芝桜もみんな一斉に花を開かせている。宿の横の橋を渡ると昨日からせせらぎばかりが聞こえていた大川がすぐそこにあった。橋を渡ってしばらく先に行くと大川寺というお寺があり、その先には芝桜も咲いていたので写真を撮って戻ってきた。
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◆小本川の水系 大川

 写真はないが朝食もかなり豪勢だった。夕食も朝食もわんこの分まで作ってくれていて朝食に至っては松茸の出汁で作ってくれたのでわんこにとっても贅沢な朝食だったことは間違いない。

 宿の女将さんといろいろと話をしたがもともとこの家では2年前までシーズーを飼っていて、息子さん夫婦もシュナウザーを飼っているらしい。とにかくわんこが大好きで我が家のわんこも本当にかわいがってくださった(特にラーレ) 犬を連れて行ったらきっと迷惑だろうなと宿を探すときに考えてしまうのだが、この宿はわんこ大歓迎の宿で、我々が三頭もわんこを連れてきたのを本当に喜んでくれた。そんなわんこに対する愛情がわんこの食事にも現れていたのだろう。宿を出るときも後ろ髪を引かれる思いだった。

 こうして思いもよらぬ場所でいい宿に泊まることができ、人の暖かさに触れてわんこも可愛がってもらえて本当に言うことなかった。いつまでもこの宿が続くといいなと思った。自分たちはまた来られるかどうかわからないけど、これを見た人がわんこを連れて行ってくれたらなと思う。

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◆大川屋旅館の女将さん夫婦

 宿を出ると大川沿いに岩泉の中心地、岩泉に向かって走り出した。この集落は改めて書くが岩泉からも遠く離れた山間の集落だ。もちろん僕も初めて来た場所だった■
次回につづく

by fibich | 2017-05-17 19:22 | わんこといっしょ | Comments(0)