アメリカの「家族」

 今日はわんことは全く関係のないつまらな~い話題です。つまらないと思うのでスルーしちゃってもかまいません。

 アメリカ大統領が先月ドナルド・トランプになってからと言うモノのニュースのネタが尽きないのは誰でも知っていること。こんな男でもアメリカが選んだのだからアメリカって国はよほど行き詰まっているのだろうかね。誰だってそう思う。

 トランプのような破天荒で言葉も選ばず強引に我を通し、敵対するものには徹底的に抗うようなタイプの人間は個人的にはどうにも苦手なのだが、こういう人物が人の上に立つのはいつの世も変わらないことなのかも知れない。

 しかしあまりにも無礼で恥知らずなところは日本人にはあまりいい印象を抱いてもらえないようにも思う。アメリカ人よりも日本人の方がこのようなタイプの人間を嫌う。

 しかしここは自分が好き嫌いというということは勘定に入れずに話を進めていくつもりだ。

 たまに話題に挙げるが、僕にはアメリカに親戚がいる。大半はペンシルベニア州かニュージャージー州に住んでいる。伯母の1人が国際結婚をしているのでその家族がいるというわけだ。いとこも4人いてそのうち2人とはFacebookで繋がっている。よくコメントのやりとりなどをしている。

 我が家の母方の家系は女系で7人姉妹、いとこも当然たくさんいるのだが現在連絡を取り合っているいとこはほとんどおらず(というのもいとこも女ばかりだから)もっぱらアメリカのいとこと強く繋がっている。さらに日本にいるいとこたちは僕以外誰も米国の親戚とは繋がりがなく言うなれば僕が1人でアメリカとの玄関口のような役割をしている。こんな話もするだけ情けないような気がする。法事などで親戚が集まりアメリカの話題になるとどうなっているのかと訊かれる始末だ。

 先方の繋がっているいとこの1人は4人のうちの長男。かつてアメリカに行ったときに色んな所に連れて行ってくれた。ボブ・ディランのライブにも行ったくらいだ(なんと前座はポール・サイモンだった。)

 もう1人は同い年の次女で4人の中で末っ子になる。こちらはうんと小さいときに日本に遊びに来ている。彼女もその時のことを覚えていてアメリカで再会を果たしたときにはお互い大人になったなと思ったものだ。残る長女は一番年上、しかし彼女とは電話でしか話をしたことがない。そして旦那がジャマイカ人である。ということで親戚にジャマイカ人がいるというの全くもってピンとは来ない。(もちろん会ったこともない)もう1人の次男、こちらも電話とメールでしかやりとりをした事がないが数年前までサンフランシスコに住んでいて遊びに来い来いなんて言われていた。その時行っておけばよかったと今更思っても時すでに遅しだ。

 さて、いつものように前置きが長くなってしまったが今回の話は彼らではない。次女には長い付き合いをしている男がいて、僕も彼とはアメリカで会っている。数年前めでたく結婚をしたがちょっと遅くないかなとも思う。

 このいとこの旦那が今回の主役だ。名前はカールと言うドイツ系の男、そうか、親戚にドイツ系もいるとはビックリだ。もっとも会ったときにはこの男が後々親戚になるとはあまり思っていなかった。

 現在Facebookでもっともやりとりを頻繁にしているのがこのカールだ。とにかくカールはおもしろいネタでも何でもFBですぐにシェアする。その数がとにかく多い。普通自分のTLに英語の記事が増え始めたらフォローをやめるだの何だのとするのだろうが、これがなかなかおもしろいネタ揃いなので毎日楽しみでもある。このシェアした記事に時々コメントを入れるとコメントが返ってくるということで、アメリカの「家族」たちとの繋がりもできているわけだ。FBに限らずSNSってのは便利だなと思う。

 アメリカ大統領選でトランプがいよいよ共和党代表になったあたりからカールがシェアするネタがどう見てもアンチトランプなものばかりになってきた。向こうの「家族」が民主党寄りなのかどうかはわからないが、まあペンシルベニアは元々は民主党の票田みたいな場所なので多分そうなのだろう。しかしそうでなくてもあの人柄はやっぱり嫌われる、他のいとこ達もやっぱりこの人に大統領になられたら困ると漏らしていた。と言っても応援する民主党の候補があのヒラリーじゃどうしたらいいものか大いに悩んでいたところであろう。

 トランプがいよいよ次期大統領に選ばれるとカールのシェアするネタもいよいよ反トランプのものが増えてきた。そしてことある度にメッセージのやりとり上で「他の国の人達には本当に申し訳ない。あんなのが大統領なんて。そもそも大多数のアメリカ人は反対しているんだ。」と住まなそうに言うのがどうにも不憫でならない。

 反トランプネタもあからさまに非難しているものから嘲笑しているものまでいろいろとある。これだけ見ているといかにトランプは嫌われているかがわかるような気もするが、それは単にカールシェアするネタなのでトランプ賞賛などは全くないと言うわけだ。(そんなネタは底抜けにつまらないとは思うが)

 それと同時にアメリカという国は本当に分断かされているんだなと感じずにはいられない。そしてそんな分断についても「本当に申し訳ない。」とカールは折に触れ謝ってくる。

 アメリカという国は以前より呆れる部分もあったり、どうかしているぜと腹立たしくなる事もあったりする一方でやはりどこかにまだ羨望というものも自分の中にはあったはずなのだが、こうしてアメリカの「家族」が自分の国のあり方について謝ってくるなんてのは寂しい限りだ。アメリカは今大きな不安の中にあり、その状態が続いている限りはその余波を日本はもろに受けてしまうのだろうし、世界的にも不安要素が尽きない時代が続くのかも知れない。

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◆せめて不安な世の中でもわんこは安らかでいてもらいたい

 FBでアメリカの家族とやりとりをしているにつれまた遊びに行きたいなと思うのだが、このご時世のこのこと遊びに行けるでもないだろうし、まだまだしばらくはFBで近況を知らせ合うだけの状態は続くのだろう■

by fibich | 2017-02-09 21:07 | 日常の話 | Comments(0)