2017年 02月 06日
正月旅行② ~リトルワールド後編
今年最初の旅行は恒例の「あいさつ回り」が目的の旅行だったが前日に三河安城の宿をとっていたのでそれではとちょっと場所は離れているが犬山のリトルワールドへ出かけてみた。ここは広い敷地の中に様々な国の建物が建っているという「野外博物館」なのだが、博物館といったお堅い印象はなくてゆっくりのんびり歩いて楽しめるテーマパークである。
ここで冬の間各国のスープが飲めるイベントがあったが、いつしかスープ飲み比べ大会になりつつあった。前回までに飲んだスープは…
◆ミーフェンタン(台湾)
◆オポールアヤム(インドネシア)
◆ミトネ・オーレ(おフランス)
◆ムルガスープ(インド)
この4杯。これまでの中では個人的にはオポールアヤムが一番美味しかったかな。
さて、ムルガスープのためにだいぶ時間を無駄にしてしまったのでこの後はやや急ぎ足で見ることになる。次なるエリアはトルコ、待ってました。ここに一番行ってみたかった。
トルコの建物はこれまでの民家やお屋敷と違って修道院というのか、学校。そしてなんとお土産屋の名前が「ラーレ」だったのにはビックリを通り越してちょっと感激した。
ここでは本格的に昼ご飯を食べようと言うことでお目当てのスープの他に僕はピザを、ママはケバブを追加でたのんだ。
ハシュラマはトルコの家庭料理なのだが、このスープはいまひとつトルコだぁという味はしなかった。ハシュラマの話はまたいつかということで。僕がたのんだピザは笹の葉のような形をしたかなり大きなもの。ママのケバブは日本の屋台でもよく見られるスタイルで、僕はこれを「日本ケバブ」と勝手に呼んでいる。
そもそも包みやすいようにするためにピタパンなどトルコでは使わないし、ケバブの屋台なんてものもそんなにないだろう。テイクアウトができてもちゃんとしたお店で作る。
ここからはさらに書き加えるが(興味なかったら先へ進んでください)、そもそもケバブとは言っても正しい呼び方はドネル・ケバブだ。そしてドネルというのが(回す)という意味。これは肉を縦置きにして回転させながら焼くロティサリーという機械で回すから。そして一番衝撃的だと思うのはケバブ、こちらは羊の肉という意味だ。なので本当なら肉は羊でなければならない。
さらにピタパンを使うスタイルはトルコ式ではない。トルコではエクメックという幅広のバケットを使う。エクメックは食感としてはバケットのような外見で中は少ししっとりとしている。ここにレタスなどの野菜と一緒にロティサリーで焼いた羊肉を挟んで食べるのが本当のドネル・ケバブだ。日本では羊肉はあまり好まれないので肉は鶏肉が多い。トルコでもロティサリーで鶏肉を焼いて作る同じような食べ物があるが、それはドネル・タヴクと言う。と言う事で我々が日頃から屋台でケバブケバブと言いながら食べているものは実はドネル・タヴクだ。
まあ、そんなことはどうでもいいのだが、ここまで来たらもしかしたら本物のドネル・ケバブが食べられるかなとちょっと期待していたのだがやっぱり食べられなかった。
うちのわんこ達の名前がトルコ語と言うのは以前も書いたことで、チャイが国民的飲料の紅茶のこと、エルマはりんご、そしてラーレはチューリップ。特にラーレは日本で言うところの「さくら」とほぼ同じで女の子の名前としても使われている。そしてわんこ達にはトルコにもお友達がいる。
わんこ達の言っているシーラちゃんはイスタンブールにいるポメで、時々シーラママと僕はインスタグラムを通し英語やトルコ語で話をしている。三頭とも名前がトルコ語なのでシーラママも我が家の三頭のファンなのだ。トルコ語の名前は先の紀州旅行の時に串本で会ったトルコ人が名前をすぐに覚えてくれてさらにサービスまでしてくれたのを思い出す。トルコ人からしてみれば自分の国の言葉を名前に使ってくれて嬉しいのだろう。外国のわんこに日本語の名前がついていたりするとそれだけでも覚えてしまうのと同じ事だろう。
わんこ達の言っているシーラちゃんはイスタンブールにいるポメで、時々シーラママと僕はインスタグラムを通し英語やトルコ語で話をしている。三頭とも名前がトルコ語なのでシーラママも我が家の三頭のファンなのだ。トルコ語の名前は先の紀州旅行の時に串本で会ったトルコ人が名前をすぐに覚えてくれてさらにサービスまでしてくれたのを思い出す。トルコ人からしてみれば自分の国の言葉を名前に使ってくれて嬉しいのだろう。外国のわんこに日本語の名前がついていたりするとそれだけでも覚えてしまうのと同じ事だろう。
逆に外国にいる柴犬に「アーノルド」なんて名前がついているとそりやどう見てもポチがゴン太だろうと思っちゃうものだが。
さて、食事を終えるとすでに閉園前一時間を切っており、ここから先はだいぶ急がなければならなかった。トルコを出ると次はタイ。しかしここではスープは食べられず。記念撮影をするだけ。
そしてタイの先には比較的馴染みはある韓国。韓国農家と両班の家(日本で言うところの庄屋みたいなものかな)があった。ここも韓国のイナカにいくとごく当たり前にある姿がそのまま再現されている。リトルワールドの芸の細かさにはとにかく驚く。
そして韓国ゾーンのお土産屋で今日6杯目のスープ、「ユッケジャン」を食べる。しかしユッケジャンってこんなだっけなと思うようなスープだった。コンナムルという豆付きもやしがたっぷり入っていて肝心の牛肉はそれほどでもなかった。けどまあ値段を考えれば文句も言えない。
韓国ゾーンを出るといよいよ最後は日本の山形、ここのスープは芋汁だったのだが最早時間もなくてここは断念。しかしとても感じの良い茅葺き屋根の家だったので
山形の農家を見終わると昼前に出発した沖縄の民家の前まで戻ってきた。歩くといったいどのくらいの距離なのだろう、とにかく歩いて色んなものを見て食べてと十分に楽しめた。
リトルワールドを出発したのはすでに暗くなってから。途中で渋滞にも巻き込まれながらもなんとか高速や自動車道をつないで三河安城にある宿に到着。
三河安城の宿はドーミーExpressで、ここは掛川とは違ってわんこ専用のフロアはあるが各部屋毎に駐車場があるわけではない。というかここには専用駐車場がほとんど無く隣にある立体に駐めるしかないので荷物の積みおろしにはちょっと手間がかかる。夕食は近場でラーメンを食べたがあまりにも不味くて新年早々から凹む。
宿も夜の9時から「夜鳴きそば」というラーメンのサービスがあったが、こっちの方が従業員の気持ちがこもっている分美味しく感じられた。
さてもう一度リトルワールドの話に戻るが、リトルワールドでは年に2度ほど大規模なポメオフが開催される。オフ会には関心ないが場所には関心があった。そして一日遊んでわかったがやっぱりここはオフ会などで他の人達に気を使って移動をするよりも自分の見たいものや食べたいものをゆっくりと楽しむ「自律的な行動」が楽しむコツじゃないだろうか。他律的に移動していつも誰かと一緒だとリトルワールドという場所は楽しめない。
そんなわけで次はいつ行くかわからないができたらオフ会は避けたいし、オフ会で行くとしても非常に自律的に行動する事だと思う(特に今回スルーしちゃったイタリアなども見たいし)。
次回三河安城を出発していよいよ今回の旅の目的でもある「あいさつ回り」が始まる■
by fibich
| 2017-02-06 17:30
| わんこといっしょ