2016年 09月 18日
逆打ち遍路日記2016夏(21) 札所67番大興寺
琴弾荘の朝食が6時半だったので6時前には起きて準備をし、少し早めに隣の本館にあるレストランに入った。レストランには大型のハイビジョンテレビがあって時期柄リオデジャネイロオリンピックの中継を朝から流していた。時差はちょうど12時間なのでこちらが朝の6時半ならば向こうは前日夕方の6時半だ。
昨日聴いたラジオ番組でも言っていたとおり体操男子団体の競技が行われており、そこで日本代表が見事に金メダルを獲得した様子を心ならずとも見ることができたのが嬉しかった。前日ラジオで山田雅人が白井健三が明日メダルを取ると言っていた事が本当のことになってしまったのもビックリ。
この朝何を食べたのかはともかく、この時の朝食のことはおそらく決して忘れる事はないだろうと思う。今回の遍路旅はリオデジャネイロオリンピックが開催されている期間とピッタリ合い。二日目、大窪寺から打ち始めた日が開会式でもあった。さらに甲子園とも時期が合っていたので昼間は甲子園、夜から早朝にかけてはオリンピックをラジオで聴いていた。
この日はさらに嬉しいイベントが。それは去年観音寺・神恵院を打ったときに会いに来てくれた地元のゴウタロスさんが豪くんと相方のりりぷぅさんと一緒に琴弾荘まで遊びに来てくれたのだ。
前回は巡礼中と言う事もあり本当にわずかな時間しかご一緒できなかったが、今回はせっかくと言うこともあって小一時間ほどお散歩をしたり砂浜であるいたりと時間を過ごすことができた。
時間はまだ8時前だというのに日差しはきつくてほとんどの時間は松原の木陰で過ごしていたが、遠浅の砂浜もきれいで暑くなければわんこをもっと遊ばせて上げたかった。そして今回は琴弾公園の銭形を真横から見ることもできたが真横からでは何が何だかわからない状態だった。ゴウタロスさん曰くすぐ横の琴弾中学校の生徒達がこの銭形の手入れをしているのだという。その努力あっていつ行っても見事な状態の銭形を見ることができる。
この日の一番寺は札所67番大興寺、観音寺市のはずれに位置する(かつては山本町と呼ばれたあたり)琴弾荘からはさほど遠くもない場所のお寺からスタートだ。
札所67番 小松尾山 不動光院 大興寺(香川県三豊市)
真言宗善通寺派 開基:弘法大師 本尊;薬師如来
観光地としてのおすすめ度:★★ 近場での食事:× 巡礼用品調達;×
小松尾寺として地域に親しまれ続ける寺。山門からの田園風景が四季折々の変化を見せる。
(おすすめ度は個人的感想に基づきます)
この大興寺は比較的団体お遍路様ご一行と遭遇しやすい場所なのだが、今回はそれもなく静かにお参りをすることができた。このお寺は何と言っても山門の前後だ。山門まえの地蔵が立つ辻の風景はまさに四国札所を代表するような風景。(水曜どうでしょうでも紹介されている)前回はSWに来たので彼岸花も咲いていたが今回はとにかく真夏真っ盛りの時期で後ろの田んぼが青々としていた。
山門をくぐると石段までの間の参道の手入れ行き届き、そこから振り返って山門の裏側を見た風景が僕はこのお寺の中でも最も好きな風景でもある。
石段を上がると手水場は左手、そして本堂、大師堂と並んでいる。両方を打ち終えて納経をすませると水場の横のベンチでちょっとひと息。時間にはかなり余裕があるので前日までのように打ち急ぐ必要もない。今日中に讃岐の札所を打ち終えればそれでいい。
このお寺の次はいよいよ讃岐の一番寺、札所66番雲辺寺だ。いつもは険しい山道を通り裏手の駐車場に車を止めるのだが、時間に余裕もあるので別ルートで行くことにした■
by fibich
| 2016-09-18 20:04
| わんこといっしょ