2015年 11月 13日
日本ーインドネシア市民友好フェスタ
【2015年10月18日(日)】
◆こらこらエルマ、インドネシアはとても人気あるんだよ
◆バリ舞踊は2ステージ見ました
◆いやぁ、見入っちゃったよ
◆気がつけばすでに日は沈んでました
バリ舞踊を見終わるともう一度会場をフラフラと歩き回り、ちょっといい感じの帽子があったのでそれを買って会場を後にした。
代々木公園で行われる梅雨入り直前の殺人イベント、タイフェスとその翌週のラオフェスはけっこう知られたイベントで、我が家もそれぞれ二度ほど出かけているが、この時期にインドネシアも市民友好フェスティバルというのを行っているのはそれほど知られていない。
というのもこのフェスタは先の二つに比べるとまだ歴史が浅い(というと大げさか)ということと、去年はデング熱騒ぎで代々木公園そのものが閉鎖されて開催されなかったこともある。しかし似たようなコンセプトのインドネシアバージョン、これは是非とも行かねばとわんこを連れて出かけた。
僕はタイ、ラオスもそうだったがインドネシアにも一度行ったことがある。といってもバリ島とジャワ島の二つだけなのだが(たいていの人はそうだと思う)。海外旅行に全く関心を持っていなかったころから北欧、トルコ、バリ島の三か所にはいつか行ってみたいと憧れていた。そしてバリ島はそんな僕の期待をまったく裏切らないどころかそれ以上の感動を与えてくれた。そんなわけで東南アジアの中でもインドネシアは比較的好きな場所でもある。そもそもはバリ島の音楽(ガムラン)とケチャ(ケチャックダンス)に元々から興味があったからである。ガムランのあの響きと心地よい音階(バリの音楽は沖縄と同じペンタトニックでもある)。そしてケチャのあの不思議な響きと力強さはいつか生で見てみたいと思っていた。そしてそれを始めて見た時にはやっぱり鳥肌が立つ思いだったし、さらにバリ舞踊にも魅せられてしまった。
そんなインドネシアの思い出をちょっとでも感じられたらいいなと思ってやって来たのだが、期待通りとまではいかないにせよそんなにガッカリさせられるほどのものでもなかった。最初から屋台などは出店数が少なく、それを埋めるようにタイ料理店などが出店していたが、インドネシアのイベントに来てタイ料理を食べようとは誰も思っておらず、少ないインドネシア料理店に長蛇の列ができていた。
長蛇の列に並んでいると前に並んでいた大学生らしき女の子二人がわんこを可愛がってくれたのだが、話をしてみると両方とも外国から来た慶応大の留学生で、一人はベトナム、もう一人はインドネシアからやって来たとのことだった。
散々並んで買ったものはナシ・チャンプル(ご飯の周りに様々なおかずが乗っているもの)、ミー・ゴレン(焼きそば)などなど。これぞインドネシア料理というものを中心に買い、ステージ横にレジャーシートを敷いてのんびり食べる。
食事の後はフラフラと見て回ったのだが、さすがに場数を踏んでいるタイフェスやラオフェスとは違ってブースの数も少ないし、もっと雑貨などを扱った店もあってもよかったのではと思った次第。それでも珍しい昆虫などをキーホルダーにしているお店などもあってそこでちょっとグロだがサソリのキーホルダーを買った。(サソリは中国や東南アジアでは魔除けのお守りでもある。)
一通り見て回ると今度はステージのバリ舞踊にくぎ付けになる。とにかくバリ舞踊も「不思議」という言葉がぴったり来るくらいに魅力的。それは指先にまで動きがあるしなやかな踊りでありながら時に力強く、時に妖艶な動きが含まれる。そしてその踊りを統べているのがガムランの音楽だ。
来年、タイフェスには多分行かないと思う。あまりにも人が多すぎてのんびりできない、わんこを遊ばせることもままならない。その翌週にあるラオフェスはわんこをドッグランにも連れて行けるし、また行くだろう。そしてタイフェスの代わりに来年もまたこのインドネシア市民友好フェスティバルには行きたいと思っている。ガムランの音楽が響き、どことなく独特のインドネシア料理を楽しんでちょっとだけインドネシアを思い出す。そんなゆとりもまだあるうちは行き続けたいと思っている■
by fibich
| 2015-11-13 22:30
| わんこといっしょ