2005年 01月 27日
【詩】『波打つテーブル』
液体を浸したテーブルの上
うねりに堪えず落ちるグラスの音が
それまで何の音もなかった
この寒い部屋に色を灯す
ネオンライトのない宇宙
温度はこのほど 少しだけ上昇し
それでも寒いことには変わらない
テーブルの上の波は絶え間なく続く
愛の行く末を見届けるように
波の行く末を見届けるように
宇宙にはただ ひとつの絶対なるものだげが存在し
明日の気温の変動だの
割れたグラスの行き先だのは
今にとどまる一点に過ぎず
うねりに堪えず落ちるグラスの音が
それまで何の音もなかった
この寒い部屋に色を灯す
ネオンライトのない宇宙
温度はこのほど 少しだけ上昇し
それでも寒いことには変わらない
テーブルの上の波は絶え間なく続く
愛の行く末を見届けるように
波の行く末を見届けるように
宇宙にはただ ひとつの絶対なるものだげが存在し
明日の気温の変動だの
割れたグラスの行き先だのは
今にとどまる一点に過ぎず
by fibich
| 2005-01-27 23:56
| 詩