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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

【詩】『地上の白馬』

【詩】『地上の白馬』_a0004070_475537.jpg


一つ一つの明かりの粒が
寄り集まって
白馬を描く
遠い山の上から見下ろしたその街もまた
馬の伝説が残る

誰が最初に気付いたのか
この街の夜景は
馬の姿を描いていることを
忘れ得ぬ感動
ある夏の夜の思い出

あれからどのくらいの時が経ったのか
数多くの夜景を見てきたけれど
馬の姿をしたものには
出会う事がなかった

大地に描かれた白馬の街
今は雪に埋もれながらも
今宵また町中の明かりを寄せ集めて
一つの馬を描いているのだろうか
いつかまた会いに行こう
いつかまたきっと

PHOTO:遠野の夜景

by fibich | 2005-01-14 04:08 |

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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