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幻想と日常 ~La Fantazio kaj la Kvotidiano

炊飯器

【2012年2月12日】

結婚して新居に移った時に妻がネットであれこれ調べて買った炊飯器は三洋製だった。
なんでも三洋は物を急速に加熱させる技術がダントツで、しかも特許を持っているという。
その技術を余すとこなく発揮した炊飯器だったらしい。

しかし使い始めて2年くらいからだんだんとご飯が臭くなり始めた。確かに我が家の生活スタイル
からして保温は長時間になりそれがご飯に臭いの付く最大の原因であるとは
わかってはいるのだが、それにしても早いしあまりに臭い。

臭いの原因もいろいろあるが、圧力式IHの場合は内蓋と蒸気口の洗浄は欠かせない。
休みの日にじっくりと内蓋の洗浄、ごみ取りなどはやっていたのだがそれでも一時的に
しか臭いは抑えられなかった。

こんな状態が実は1年以上続いていた。いつしかご飯は臭いものだと諦めていたのだが
あまりに臭くなってきたのでいよいよ内蓋交換か買い替えだろうと妻と話し合う
機会が徐々に増えてきた。

内蓋交換でもよかったのだが、すでに三洋電機はパナソニック傘下になり、
サポートを受けるのも面倒くさそう、そして何より中国企業に三洋の技術を売り渡した
パナソニックはイヤというどうでもよい理由もあった。

で、結局は炊飯器買い替えかなと思って事前に今の売れ筋と我が家の経済状況を
鑑みて妥当なところをピックアップしておいた。候補はやっぱり餅は餅屋、タイガーか
象印。100歩譲って日立東芝あたりで考えていた。

この地味な炊飯器の世界、調べてみるとなかなか面白い。ただご飯を炊くだけの
機械から今ではいろんな種類の調理法、米以外の炊飯までソツなくこなし、
中堅ランクくらいになると保温温度の管理までいろいろと多機能。タイマーが2系統
なんてのは今では当然。玄米もただ炊ければいいなんて時代ではなく、玄米の
味や栄養を引き立たせる専用のコースも入っている。(我が家は玄米食)
値段も様々で間寛平がCMに出ていたあのモデルなんて簡単に10万を超える実はすごい
炊飯器。

で、結局は予算をかなりオーバーしたが象印の中堅ランクのものを買う。タイガーの
モデルはどれもタッチオープン式の蓋で、これがイカレ易いという妻の意見だった。

炊飯器_a0004070_1202873.jpg


どうです、この炊飯器らしからぬ鮮やかなワインレッド。写真を外国人に見せたら
たぶん何の機械なのかわからないでしょう。

で、この炊飯器を試してみたところ。

内蓋掃除が前よりも大変になった。という意外な結末つきでした。
店頭で入念に内蓋をはずしてはいろんな角度からじっくり見て(普通そんなやらないよ)
どれが手入れがしやすいかもちゃんと考えたのだが、なんと内蓋をはずした
外蓋の裏側、はずして洗うことができない部分。ここがとにかく汚れるのだった。

しかしちょっと高かった中堅機種だけあってご飯はおいしい、特に玄米を炊くと
炊きあがりには時間がかかるのだが、炊き始めて20分くらいから甘い香りが
キッチンに充満してたまらない。これだけでこいつを買ってよかったと思った次第でした■
by fibich | 2012-02-13 01:19 | 日常の話

詩と写真の日記

by 遊羽(なめタン)
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